575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

たびたびの登場です   鳥野

2013年11月19日 | Weblog
宗匠、中日歌壇への度々の登場です。
紹介はご本人の承諾は得ておりません。
迷惑をご容赦ください。

 ・ 生者より死者雄弁となる冬の朝の
   鏡に父の顔あり

選者小島ゆかりの評。

 斬新で感覚の冴えた冬の朝の歌。一首
 の展開も見事な秀歌

鳥野の拙い感想です。
清冽な初冬の朝、作者は死者の声を聞きました。
励ましだったのか、ねぎらいだったのか、はた
また、叱責。
太刀打ちできない正論。鏡のなかをふと、父の
面影が過りました。
そんな緊張の瞬時が切り取られています。潔い
男歌。踏み込むことのできない領域です。
コメント (1)
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