575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

厄介ないのち遊ばす冬の蝶   橋石

2013年11月08日 | Weblog
英文学者でもある作者60代の作。

喜びも歎きも安らぎも苦しみも病み衰えまでふくめて
一切にあそぶことを願ってきました。
ここでいう遊びとは囚われない心ざま、と句集「荒栲」のあとがきに。

命はやっかいなものという感じ方が少し分かってきました。
死ぬのも一仕事といった母の言葉も思い出します。

作者は90歳まで長生き。こんな句も残しています。

  黙る時最も秋の風なりけり

  千枚の舌めらめらと秋の風

遊びだから一生懸命に、と言った大先輩もいました。
一生懸命に遊びたいものです。

                    遅足


コメント
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