575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

11月句会の最終結果です。   遅足

2013年11月22日 | Weblog
11月句会、7人の出席でした。その結果です。

題詠

①ぎんなんの薄皮剥いて翡翠玉(麗子)えみ・鳥野・佐保子・遅足・亜子・郁子・立雄
②踏みつぶすも食べるも同じ銀杏の実(能登)佐保子・静荷
③銀杏の薄皮むけば淵の碧(あお)(郁子)能登・静荷・狗子・亜子
④銀杏のにおいたつ路ジグザグと(晴代)智恵・鳥野・狗子・すみ・立雄
⑤銀杏の薄皮半分茶色なり(佐保子)
⑥銀杏の匂いはじけて燗を待つ(立雄)能登・智恵・鳥野・亜子・晴代・麗子・郁子・すみ
⑦嬉嬉として落ちるぎんなん揺すられて(亜子)静荷・晴代
⑧銀杏の下を嫁入道具ゆく(遅足)狗子・麗子
⑨散りしいてこがね銀杏は裸木に(静荷)えみ
⑩銀杏の風に任せむ身の始末(結宇)能登・智恵・佐保子・遅足・麗子・郁子・すみ・立雄
⑪銀杏の旨さ子らに伝わらず(すみ)えみ・遅足
⑫木犀は銀杏になり加齢の香(狗子)晴代


自由題
 
①七五三子は晴れ着着て大あくび(すみ)鳥野・佐保子
②マロニエに間数(マカズ)指折りパリの秋(結宇)狗子
③靴の音みな鮮しき神無月(遅足)鳥野・晴代・麗子・郁子・立雄
④兄癒えて故郷(ふるさと)の柿届きたり(佐保子)能登・智恵・鳥野・すみ・立雄
⑤朗読の忍者もの聴く夜寒かな(立雄)えみ・狗子・麗子
⑥黄落や牛のかたちに岩眠る(亜子)静荷・遅足・晴代・郁子・立雄
⑦夕月の繊(ほそ)きを木枯し第一号(静荷)亜子・郁子
⑧茶の花や生存証明投函す(晴代)能登・智恵・えみ・佐保子・静荷・遅足
⑨ママ友の声子を凌ぐ秋うらら(郁子)能登・亜子・晴代
⑩ねらう鷹一羽撮る人百を超え(能登)智恵・佐保子・狗子・すみ
⑪身構えて身を固くして冬に入る(麗子)えみ・静荷・すみ
⑫夕暮れの天使のしもべ雪蛍(狗子)遅足・亜子・麗子

次回は12月18日(水)午後1時  東鮓
題詠は「冬枯れ」です。

コメント
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