575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ポツリ立つ酒屋の棚に古酒の瓶    すみ

2013年11月02日 | Weblog
町はずれの居酒屋。銘柄を選ぶまでの、至福、と鳥野さん。
私は全くの下戸で四苦八苦。酒屋では古酒の瓶は少なくてその感想です、と作者。

お酒は昔は陶器の壺に量り売りでした。
今のような瓶詰めが出回るようになったのが明治。
一升びんが開発されたのは明治も末のころだそうです。

明治は、お酒を取り巻く環境が大きく変わった時代。
一番大きな変化は、お酒が自由に造れなくなったこと。
政府が税収を図るために酒に課税。
ひろく行われていた自家醸造は密造とされ取締りの対象に。

飛騨の白川村のどぶろく祭が有名ですが、
これは、例外として許可されたものだそうです。

                      遅足


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