575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の投句が集まりました。  遅足

2014年05月21日 | Weblog
ひさしぶりの雨の朝。庭の草木もしっとりと。
我が家の初夏の味、蚕豆、豌豆も収穫。
美味しい緑の味わいでした。

5月の題詠は「サングラス」です。
どの句に、今日の風が集まるのでしょうか?

題詠「サングラス」
①サングラスかけて心の鍵開ける
②サングラス美人美男の出来上がり
③サングラス外して選ぶ京の菓子
④サングラスかけて一筋昼の顔
⑤サングラス冷んやりとした無関心
⑥紅唇に外反拇趾にサングラス
⑦サングラス異境手前に寺の門
⑧あなただけ見ている私のサングラス
⑨その男気になる素顔サングラス
⑩ワルぶりし日々抽出しのサングラス
⑪サングラスかけてあの世に旅立てり
⑫サングラス掛けてうとうと白昼夢
⑬幼子の手がのびてくるサングラス
⑭サングラス強面(こわもて)気取る優しい目
⑮気弱でも強気になれるサングラス

自由題
①くっきりと細すぎる眉夏きざす
②青もみじ蜘蛛の行方よ寺めぐり
③豆飯の匂ひや遠き夕餉卓
④平穏を祈りシャツ干す風五月
⑤薫風が昭和の頁めくりおり
⑥ダイヤ婚「婦」唱「夫」随に沸く春宴
⑦面倒な恋かも知れぬ桐の花
⑧友の名を思ひ出したり花は葉に
⑨父の日の父の説教遠き山
⑩石菖蒲(いしあやめ)栄枯盛衰国際化
⑪食パンの光やさしき五月かな
⑫ツバメ飛ぶ村に標識徐行せよ
⑬バラ香る思い出す事多くあり
⑭大獲物くわえた蝮動かざり
⑮風止みし後の香りや蓮の花


コメント
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