575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

サングラス句会   麗

2014年05月22日 | Weblog
雨上がりに行われた昨日の句会。お題のサングラスを実際にかけての参加者はありませんでした(笑)

サングラスの持つイメージに引きづられた句が多かったような。サングラスをかけるとちょっと違った自分になれるのが不思議ですね。

では恒例の一言寸評です。

1,心の鍵を開けると気が大きくなる?話題の現代のヴエートーベンもかけていましたね。
2,確かに。サングラスをとるとそうでもない人が多いのはなぜ?
3,圧勝の一句。お見事でした。サングラスという外国から来たものと日本の伝統の和が見事に対比され秀逸。これぞ俳句の妙ですね。
4,先日終わった「笑っていいとも」のタモリさんのことを詠みました。お疲れさま。
5,現代を象徴する一句。「冷んやり」に賛否あり。
6,作者のあこがれだそうです。外反母趾はあるけれど、なかなか真っ赤な口紅とサングラスはかけられないそうです。モデルさんの様なおしゃれな女性を詠まれました。
7,お寺の門前でサングラスを外すという行為。異境がやや重い?
8,女性目線の一句。サングラスをかけた男性はきょろきょろと違う女性を見ているという矛盾。「私のサングラス」がいいですね。字余りに気づかないほど。
9,素顔を見てみたい。
10,なぜか捨てられないサングラスが抽出しに。たくさんある感じがしました。このワルは男か女か?
11,サングラスをかけてあの世へ。野坂昭如さんはもちろんご健在ですが、イメージ的には棺に入れるかも。
12,公園で実際に見た光景とのこと。ビーチサイドでもいいですね。
13,作者の心境の変化が見てとれます。幼子にとっていつもと違うサングラスは珍しくてしょうがないですよね。
個人的思い出を句にした作者の新境地。今後がますます楽しみに。
14,エグザイルのATSUSHIさんをイメージ。強面気取るを違う表現でできないかというアドバイスあり。
15,本当にサングラスは人格を変えますね。

今回の句会で学んだ一言。
「報告はいらない」。
ついつい17文字の中に自分の行動や思いをすべてをいれようとしがちですが、説明や報告を省きいかに物に託して表現するかが大切なことのようです。難しいけど面白いですね。

また声に出して披講するとき。作者の思いを理解して読む方法もあるとか。
来月はやってみようかな?
お題は夏服。もう半袖の季節ですね。麗
コメント
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