575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

サングラスかけて心の鍵開ける    狗子

2014年05月24日 | Weblog
時代劇を見ていると、一段上に坐った殿様が
「面をあげよ」というシーンがあります。
目下の者が目上の人をみることは礼を失する、とされてきた日本。
子供の頃、相手の目をみるのは失礼と、教えられたような記憶も。

目を見て挨拶する欧米の影響もあって、日本人も変わってきました。
でも、初対面の時は、どこに目をやるのか?ちょっと迷うことも。

渡る世間は鬼ばかり、ではないですが、時には本心を隠す必要も。
そんな時、目元を隠してくれるサングラスは便利。

この句、サングラスをかけて「心の鍵を開ける」と言います。
普段、鍵をあけると、どんな心が顔を出するのでしょう?

    もひとりの私が居るサングラス  福田栄子

サングラスは隠された人格をあらわにしてしまうかも・・・

                        遅足


コメント
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