575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ライオンのたてがみあらう若葉風   遅足

2015年05月17日 | Weblog
最近読んだ本の一冊が「ぼんやりの時間」
元朝日新聞の記者、辰濃和男さんの本。

時間に追われ、効率を追求する生きかたに疲れ切った現代人。
「ぼんやり」と過ごす時間の価値が見直されてよいのではないか。
そんな宣伝文句に心ひかれ、本をもって蓼科に。

「ぼんやりと」とは、五感で自然を感じとること、と。
蓼科湖の湖畔にある彫刻公園。
良く晴れていたので、そこでぼんやりとしてみました。
湖の上を、風が光となって走ってきます。岸につくと全身が包まれています。
空には雲が走って・・・目を凝らすとなにか光るものが。
小さな花びらでしょうか?キラキラと飛んでいきます。
自由になった気分です。ぼんやりの効果は確かにあるようです。

翌朝、本の続きを読んでいると・・・焦げ臭い!
茹でたまごが焼きたまごになっていました。
初めて焼き卵を味わいました。これも、ぼんやりのお蔭?

また、諏訪市の高島城にほど近いお味噌屋さんで昼食。
丸高蔵というお店で、焼きおにぎりと味噌汁のランチを食べました。
お店の前には味噌樽を使った足湯もありました。

             

応答の一日一句

  夏浅し和菓子の淡き色と味    孝

  遠山を見る日見えぬ日夏浅し   亜子

コメント
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