ままごとの飯もおさいも土筆かな 星野立子
ままごと、といえば、この句を思いだします。
しかし、静荷さんの句の子どもは、金魚を切り刻んでしまいました。
さみしくて、と下五にあります。
子供がさみしくて、なのか、作者もさみしくて、なのか?
実際にあったことを詠みました、と作者。
名古屋大学の学生の殺人事件を想いだしました。
大人になると、すっかり忘れていますが、
子供の頃、小さな生き物を沢山殺してきました。
そうして命というものを理解していくのでしょうか?
人間には残酷な一面があるようです。
ままごとで殺すのではありませんが、こんな句も。(遅足)
金魚死なせ死なせては子の健やかに 林 翔
応答の一日一句
古寺巡る道に従う青田かな 孝
蒲生野に歌碑めぐる旅青田道 亜子