575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

金魚売川沿いに行く暑さかな   結宇

2015年05月27日 | Weblog
昭和の風景です、と智恵さん。

句会では、何時まで金魚売りはあったのか?が話題に。
明治で消えたんじゃない?いや戦前まではあった?
いやいや戦後も、あったと・・・様々な意見がでました。

金魚売。今も日本に一人だけいるそうです。
熊本市の80歳の浦島さん。イベントや小学校の課外授業に引っ張りだこ。
昭和40年代まで、全国に1000人以上いたとのことです。
涼しさを売る商売ですが、大変な仕事です。
暑い暑い日中。涼しい川沿いを歩いていく景です。
この句の場合、季語は「金魚売」より「暑さ」に重点が置かれています。
作者の記憶のなかの風景でしょうか。声が聞こえてきます。

  「金魚、金魚」「竿屋」「目立もまゐります」   筑紫磐井

            

応答の一日一句

  よろめきて歳覚えけり青嵐   孝

  鼻の差のゴール寸前青嵐    亜子

コメント
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