575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

川渡る白蛇の姿今も眼に  晴代

2016年06月03日 | Weblog
小川を堰き止めていたところに出くわした作者。
突然現れた白蛇・・・
ゆうゆうと川を渡って姿を消しました。
蛇というと、この子供の頃の出来事が思い出されるそうです。

白い蛇は神様と、幼い頃に言われた記憶があります。
弁財天の使いとされ、姿を見ると、金運に恵まれるという言い伝えも。
山口の岩国には白蛇保存会があって、見学できる施設や神社があるとか。
大切にされているんですね。

  水銀のながるるごとし川の蛇  大木あまり

先日、京都の龍谷ミュージアムで「水・神秘のかたち」
という展覧会をみました。
水に縁の深い神様として、弁財天が紹介されていました。
弁財天とは、もともとはインドの聖なる川の名。
その川が女神となり、中国へ渡って弁財天になったそうです。

注目したのは、頭の上にいる小さな神様。宇賀神という日本の神。
人頭蛇身でとぐろを巻いています。老人の顔をしています。
弁天様を見たら、頭の上も見て下さい。
                    遅足
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする