575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

6月句会の最終結果です。   遅足

2016年06月17日 | Weblog
長くお世話になった東鮨さんが建て直し。
ここでの最後の句会となりました。
8人の出席、結果はご覧の通りです。

題詠「ビール」

①美男美女ビール飲み干し本題へ(すみ)結宇・遅足
②膨れ上がるビールの泡に足るを知る(郁子)智恵
③午後よりは茶断ちの夕べビール浴ぶ(亜子)能登・晴代・すみ
④皆そろひまづはビールと幹事いふ(佐保子)
⑤過ぎし日はビールの泡よ走馬燈(立雄)結宇・佐保子・等・麗子・亜子
⑥ニホニウム発見までのビール断ち(静荷)能登・遅足・狗子
⑦わが眠る棺にそそげ黒ビール(遅足)等・静荷
⑧まあまあと一言居士につぐビール(晴代)能登・結宇・郁子・遅足・静荷・すみ・狗子・立雄
⑨乾杯の夕陽に透けるビールかな(結宇)佐保子・等・晴代・麗子
⑩国中は喧騒競ふビール箱(等)
⑪ビアガーデン漆黒駆けよ泡サンタ(智恵)
⑫気がかりなこと晴れし日の缶ビール(麗子)佐保子・智恵・郁子・亜子・立雄
⑬ビヤホールダンスパーティーハワイアン(狗子)晴代
⑭ひとことが長くてぬるいビールかな(能登)智恵・郁子・静荷・麗子・亜子・すみ・狗子・立雄

自由題

①母逝きし月に咲く花夏椿(佐保子)等・静荷
②ビール飲まずしてひと日のむなしさよ(静荷)亜子
③紫陽花の小雨に冴える古刹かな(立雄)静荷
④寿司香る句座昼席の名残かな(亜子)智恵・郁子・麗子・狗子
⑤一匹の蛍が闇を待っている(遅足)能登・佐保子・郁子・等・晴代・すみ・狗子・立雄
⑥父の日や戦地経し父幾人(いくたり)に(晴代)結宇・佐保子・智恵・等・亜子・すみ
⑦雨ならばそれでよし遮断機上がる(郁子)結宇・遅足・麗子
⑧裁ち台に頬杖低し紫陽花(結宇)
⑨濡れ縁にをみな涼しく正座せり(等)晴代
⑩レントゲン待合室の五月闇(麗子)能登・結宇・遅足
⑪草むしり猫の額が牙を剥く(すみ)智恵・晴代
⑫黒い雨止みて折鶴夏空へ(智恵)郁子・静荷・麗子・亜子・すみ・狗子・立雄
⑬歳時記を繰る手も重し梅雨の空(狗子)能登・佐保子・遅足・立雄
⑭なにものかひそむ気配や木下闇(能登)

次回は7月20日(水)午後1時20分  短歌会館
題詠は「猫」です。

短歌会館は地下鉄「伏見」下車。
1番出口(東出口)より、地下道を通り、E階段を出てすぐ。
午後1時20分からです。昼食は各自、済ませて来て下さい。

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