今日は”ウソも平気、想像を飛ばせ”です。
先日も遅足さんと話をしていた折り、”最近発想が飛ばなくて・・”と嘆いていらっしゃいましたが全く同感で、私も俳句をはじめた時の方が頭も柔らかくて、面白い句が出来ていたようです。例えば「カラカラと氷笑ふよコカコーラ」のような句も作っていたものです。
俳句を作る場合、”見たもの””経験したもの”にこだわりますと、面白い句は出来ません。俳句といえど「十七文字の世界一短い短詩」ですから、そこに創作、つまり”つくりごと”があって然るべきです。
森田智子さんという方は、急な豪雨に遇って「夕立の中を泳いで帰りけり」と詠んだのですが、推敲して「夕立や魚になるまで濡れてみる」と変えてしまったそうです。
また辻桃子さんは「俳句はウソ八百で」と言い、”飛躍過ぎるかも知れないが、想像力(創造力)を駆使して思い切り発想を展開させる。ありもしない出鱈目ということではない”と言っています。
さて俳句作りもお終いになり、推敲という段階に入ると、ここまで飛躍させてしまうことは出来ません。このような場合、私はよく「季語を変える」ということをします。実際その場にその景色がなくても、適切な季語があれば変えてしまうのです。
恥ずかしながら私の自慢話をします。
今年の「学習院俳句会」の新年俳句会が1月17日に東京であり、私は投句で参加しました。出句は3句でした。
①読初や語源調べつ国文科(兼題)
②人日や能面拭ひ眉落とし
③古民家に馬の草鞋や山は雪
②はNHKの句会で「木枯や」の季語でしたが「人日」と変え、ゲストの坊城俊樹さんと星野高士さんの選を頂きました。
③は春に高山の民俗村で作った句でしたが、ピッタリする季語が見つからなかったので、寝かせてあったのですが、秋に唯を被ったアルプスを見て「山は雪」とし、星野さんをはじめ3人の選を頂きました。
皆さん、想像力を駆使してドシドシ良い句を作って下さい。
月よりの使者ゴンドラに春の宵 (等)
先日も遅足さんと話をしていた折り、”最近発想が飛ばなくて・・”と嘆いていらっしゃいましたが全く同感で、私も俳句をはじめた時の方が頭も柔らかくて、面白い句が出来ていたようです。例えば「カラカラと氷笑ふよコカコーラ」のような句も作っていたものです。
俳句を作る場合、”見たもの””経験したもの”にこだわりますと、面白い句は出来ません。俳句といえど「十七文字の世界一短い短詩」ですから、そこに創作、つまり”つくりごと”があって然るべきです。
森田智子さんという方は、急な豪雨に遇って「夕立の中を泳いで帰りけり」と詠んだのですが、推敲して「夕立や魚になるまで濡れてみる」と変えてしまったそうです。
また辻桃子さんは「俳句はウソ八百で」と言い、”飛躍過ぎるかも知れないが、想像力(創造力)を駆使して思い切り発想を展開させる。ありもしない出鱈目ということではない”と言っています。
さて俳句作りもお終いになり、推敲という段階に入ると、ここまで飛躍させてしまうことは出来ません。このような場合、私はよく「季語を変える」ということをします。実際その場にその景色がなくても、適切な季語があれば変えてしまうのです。
恥ずかしながら私の自慢話をします。
今年の「学習院俳句会」の新年俳句会が1月17日に東京であり、私は投句で参加しました。出句は3句でした。
①読初や語源調べつ国文科(兼題)
②人日や能面拭ひ眉落とし
③古民家に馬の草鞋や山は雪
②はNHKの句会で「木枯や」の季語でしたが「人日」と変え、ゲストの坊城俊樹さんと星野高士さんの選を頂きました。
③は春に高山の民俗村で作った句でしたが、ピッタリする季語が見つからなかったので、寝かせてあったのですが、秋に唯を被ったアルプスを見て「山は雪」とし、星野さんをはじめ3人の選を頂きました。
皆さん、想像力を駆使してドシドシ良い句を作って下さい。
月よりの使者ゴンドラに春の宵 (等)