575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

俳句の神はディテールに宿る   遅足

2018年10月21日 | Weblog

 秋澄むや視力検査の円の切れ

先日の栴檀中央句会で特選に選ばれた句です。
(作者の名を失念してしまって申し訳ありません)

先生は下五の「円の切れ」を褒めてみえました。
言われてみて、そうだ!と気づきました。

写生句は単なる報告の句になる危険性があります。
これを脱出するヒントがありそうです。
たとえば、私の句。

  歯並びの鬼神のごとし柘榴笑む

鬼神のごとし、が抽象的。より具体的にして

  悪ガキの欠けたる前歯柘榴笑む

良し悪しは別にして、顔立ちのはっきりした句になったと思いますが。
どうかな?改悪かも。


コメント
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