575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

梅の木の枝ごと違ふ花の数  佐保子

2021年03月02日 | Weblog

二月句会、自由題に梅の句が4句揃いました。
そのうちのひとつ、たくさんの票を集めたこの句、まさにそのままを詠む写生句です。
が、深い味わいと広がりを感じます。

殿さま:精緻な観察。「花の数」色や香りでも。

麗子さん:梅の木をよく観察されたと思います。確かに枝ごとに違いますね。みんな違ってみんないい(笑)

千香子さん:我が家の庭にある梅の木は大きくなりすぎて、思い切ってかなり剪定しました。つぼみがたくさんついたもの、ほとんどないもの。この句に共感しました。

紅さん:情景が浮かぶ 

亜子さん:まさにその通り。梅は桜と違って花の数を数えたくなる。梅の特徴をよくとらえた一句。

結宇さん:普通なら、花の色などを比べたくなるけど。花の数まで数えたことないけど、違うのは当然でもありますよね。それを順繰りに数えながら見てゆく、動きも感じます。

確かに
花の数に着眼するのは面白いですね。開いた花もありころんとした蕾あり。
均整がとれているのは、それぞれその梅のいちばん心地よい花のつき方をしているからかもしれません。

今日は春の嵐。風は生温かいですが、雨が上がると急に寒くなるとかでご注意ください。
花に嵐のたとえもあるさ・・明日も梅の句をご紹介します。  



コメント
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