575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春の日やこころ拡げて物干し台  郁子

2021年03月04日 | Weblog

明るく穏やかな郁子さんならではの作風。
なんと伸びやかな句でしょう。冬の間、寒さで縮こまっていた心も体も干しあげてくれそうです。
特に、中七の「こころ拡げて」にやられました。昭和チックな物干し台にも魅かれました。身近な生活の中に俳句の材料を見つけるところが郁子さんのすばらしいところ。
では、皆さんからのコメントをご紹介します。


竹葉さん:洗濯物を干しに外にでて春を感じて嬉しくなった気持ちが「こころ拡げて」にでてて好きです。「心広げて」よりなぜか語感がいいと思いました。

結宇さん:春陽の下、物干し台というのも時代を感じるところです。 やはり、遠くまで見張らせる場所というか、のびのびとした気分が横溢してる。

須美さん:こころ拡げてが面白い。
亜子さん:ベランダが一般的だが物干し台のあるお宅なのでしょう。心地よい日差しにこころを拡げて解放感あふれる一句。

今朝は曇り空で洗濯は見送った方も多いのでは?
家事の中でも洗濯が一番好きな私。
雲一つない青空にシーツを干す時の解放感や爽快感はたまりませんよね。しかしながら、我が家は外壁工事の真最中で、足場が組まれ、家はすっぽりシートに覆われてしばらく洗濯物を外干しできません。
早くこの句のように「こころ拡げて」洗濯物を干したいです。麗子
コメント
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