10月自由題 最高点のこの句
秋の味覚 秋刀魚をとおして作者の姿、生活が見える一句ですね。
秋刀魚の骨は格別のことではないけれど、少し気になる。これも年齢かな。失礼。こちらの衰えと秋の雰囲気ですね(結宇)
眼鏡かけてまで骨が気になる秋刀魚飯、でも秋刀魚の臭いが十分にして来る。秋の美味です(等)
秋刀魚を炊き込んで身をほぐして慎重に小骨をとっている。眼鏡は鼻眼鏡になっているかも知れない。生活感がありユーモラスな一句(亜子)
秋刀魚ご飯好きでよく食べました。でも今は、骨が全然だめになった夫、柔らかいご飯でないとだめな夫でだいぶご無沙汰です。面倒でもおいしいよね。秋は食欲の秋といいますが、食欲のない夫に深いため息の私です(佐保子)
細かい物が見づらいけど 美味しく食べたい気持ちがあらわれている(泉)
サンマご飯は美味しいですよね(能登)
2014年9月の兼題が 「秋刀魚」でした。
◇秋刀魚はね100円切るまで買わないの 麗子
◇口の先黄色い秋刀魚新鮮よ 佐保子
私の中では秋刀魚のシーズンが来るたびに口をついて出てくるその時の二句です。 すっかりそらんじてしまいました。(笑)
ちなみにその時の須美さんの句は
◇さんま食う骨美しく残しけり
7年前になりますが、やはり骨に注目!句座の皆さんも、育ちの良さが表れていますね(笑)と感想を言いあったのを覚えています。
秋刀魚も、赤潮や軽石などの海洋汚染、地球温暖化の影響など厳しい状況でしょう。
◇火だるまの秋刀魚に猫のあとずさり 狗子
その時のトップ賞です。
今の状況と合わせるとまた違った趣も感じます。狗子さん、また投句をお願いします。
庶民の秋の味覚から外される日がくるかもしれない秋刀魚。
我が家はようやく昨夜、初サンマ塩焼きを食べました。一尾200円で折り合いをつけました 郁子