昨日は、小春日和の下、2020年1月以来の対面でのミニ句会が行われました。まだまだマスクが外せず大きな声でのおしゃべりは出来ませんでしたが、久しぶりに楽しい一時でした。9名の方が参加してくださいました。会えなかった間の皆さんの近況報告。
家族を亡くした方、介護が大変になった方、コロナで毎日お昼ごはんを作らなければならなかった方、お孫さんができた方。出不精になった方。それでも皆さん、日々の生活を大切にして、俳句を作ることで自分の気持ちと向き合ったようでした。俳句という17文字が心の支柱のようなアンテナのような存在であったことがよくわかりました。
コロナの収束までまたメール句会となりますが、この時期に思い切ってミニ句会を決行。久しぶりにお会いできて「やっぱり句会は対面がいいね~」という思いを新たにしました。句の解釈が一方通行ではなく、座を囲んで色々おしゃべりするのが楽しいのですよね。
さて、今回の兼題は「返り花」「帰り花」でした。
私のこの句は今回のミニ句会の挨拶句として、またコロナ禍で亡くした母が帰り花となって帰ってきてくれたような気持ちで作りました。
皆さんからいただいたコメントです。
等さん:”思いがけない時に会う“という意味で、意外性を期待した良い句だと思います。
郁子さん:殺風景な中に見つけたときは嬉しくなったりします。私もこんなふうに詠みたかったのです。
殿様:「帰り花」自然が生み出す異変を吉兆と捉えた作者帰り花の咲く日。会いたい人に会えるでしょうか。
須美さん:会いたい人に会えそうな気持ちになるのに納得。
★★★
ありがとうございました。等さん曰く、帰り花には大きく二つに分けられるとのこと。
①時季外れに咲く花、狂い咲き
②早く咲くため小さく寂しい
皆さんの句はどちらだったでしょうか?またこのブログでご紹介したいと思います。
とにもかくにも、昨日は久しぶりに皆さんお元気で会いたい人に会えたので、今はこんな気持ちです。ご参加の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
帰り花会いたい人に会えました 麗子