575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

11月「帰り花」句会 結果発表!

2021年11月17日 | Weblog
  1. 一年(ヒトトセ)の区切り訪ねむ返り花(結宇)
  2. 返り花会いたい人に会えそうな(麗子) 等 竹葉 郁子 殿 遅足 須美
  3. 帰り花 出雲に願う 縁結び(紅)
  4. 帰り花 鬼籍<きせき>の友に 伝えたし(殿) 竹葉 紅 千香子
  5. 冥き世の淡彩の灯や帰り花(能登) 等 竹葉 紅 亜子 佐保子 晴代
  6. 志この世に残し帰り花 (亜子) 麗子 能登 泉
  7. 返り花として生を全うす(遅足) 能登 泉
  8. 返り花かぼそき枝に震えたり(須美) 麗子 郁子 殿 紅 泉
  9. 子の畑に花桃二輪返り花(佐保子) 晴代
  10. 山吹の返り咲く色深く見ゆ (晴代) 遅足 千香子
  11. 帰り咲く小さき鉄線ビンの中 (等) 結宇 千香子
  12. においなし白い小さな返り花 (泉) 等 郁子 佐保子
  13. 通り過ぎてもしやのあの子帰り花(郁子) 殿 亜子 結宇 佐保子 須美
  14. 街道の道標新た帰り花 (千香子) 麗子 結宇 遅足 晴代
  15. 黒き幹抱く一輪帰り花 (竹葉) 能登 亜子 須美

 

自由題

 

  1. 立冬や立山連峰屹立す (麗子) 能登 遅足 佐保子
  2. 先住の塔婆文字消ゆ落ち葉掃き(結宇) 竹葉 泉
  3. 野菊見てくちびるに歌こぼれ出づ(佐保子) 郁子 亜子
  4. 顔見世の 隈取り映える 時の人(殿) 紅
  5. 七五三神社の前の大あくび (須美) 麗子 郁子 亜子 泉 晴代 千香子
  6. ふるさとの 蒼天を突く 百舌鳥のこゑ (紅) 竹葉 麗子 能登 殿 亜子 遅足 千香子
  7. 時雨るるや暖簾をくぐり湯気を浴ぶ(能登) 結宇 佐保子 須美
  8. こんもりと毛布に潜む猫地雷 (郁子) 等 竹葉 麗子 殿 紅 結宇 須美
  9. 階下より上へとビルの秋の暮 (晴代)等
  10. 自撮りしおり古着替え替え新松子 (千香子)
  11. 寝返れば背骨の軋む夜寒かな(亜子) 等 結宇 遅足 泉 晴代 千香子 須美 
  12. 円空仏まなこ地に落ち団栗に (等) 能登 郁子 殿 紅 晴代
  13. 霧の中テールライトを追いかける (泉)
  14. 孤高なる銀杏紅葉(いてふもみじ)や杜の如(竹葉) 佐保子 

 

いかがでしたか?予想はあたりましたか?

題詠トップは 能登さんと麗子さん。

自由題は 紅さん、亜子さん、郁子に同票が集まりました。

今年のしめくくりとなる来月も頑張りましょう!

 

 

コメント
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