- 一年(ヒトトセ)の区切り訪ねむ返り花(結宇)
- 返り花会いたい人に会えそうな(麗子) 等 竹葉 郁子 殿 遅足 須美
- 帰り花 出雲に願う 縁結び(紅)
- 帰り花 鬼籍<きせき>の友に 伝えたし(殿) 竹葉 紅 千香子
- 冥き世の淡彩の灯や帰り花(能登) 等 竹葉 紅 亜子 佐保子 晴代
- 志この世に残し帰り花 (亜子) 麗子 能登 泉
- 返り花として生を全うす(遅足) 能登 泉
- 返り花かぼそき枝に震えたり(須美) 麗子 郁子 殿 紅 泉
- 子の畑に花桃二輪返り花(佐保子) 晴代
- 山吹の返り咲く色深く見ゆ (晴代) 遅足 千香子
- 帰り咲く小さき鉄線ビンの中 (等) 結宇 千香子
- においなし白い小さな返り花 (泉) 等 郁子 佐保子
- 通り過ぎてもしやのあの子帰り花(郁子) 殿 亜子 結宇 佐保子 須美
- 街道の道標新た帰り花 (千香子) 麗子 結宇 遅足 晴代
- 黒き幹抱く一輪帰り花 (竹葉) 能登 亜子 須美
自由題
- 立冬や立山連峰屹立す (麗子) 能登 遅足 佐保子
- 先住の塔婆文字消ゆ落ち葉掃き(結宇) 竹葉 泉
- 野菊見てくちびるに歌こぼれ出づ(佐保子) 郁子 亜子
- 顔見世の 隈取り映える 時の人(殿) 紅
- 七五三神社の前の大あくび (須美) 麗子 郁子 亜子 泉 晴代 千香子
- ふるさとの 蒼天を突く 百舌鳥のこゑ (紅) 竹葉 麗子 能登 殿 亜子 遅足 千香子
- 時雨るるや暖簾をくぐり湯気を浴ぶ(能登) 結宇 佐保子 須美
- こんもりと毛布に潜む猫地雷 (郁子) 等 竹葉 麗子 殿 紅 結宇 須美
- 階下より上へとビルの秋の暮 (晴代)等
- 自撮りしおり古着替え替え新松子 (千香子)
- 寝返れば背骨の軋む夜寒かな(亜子) 等 結宇 遅足 泉 晴代 千香子 須美
- 円空仏まなこ地に落ち団栗に (等) 能登 郁子 殿 紅 晴代
- 霧の中テールライトを追いかける (泉)
- 孤高なる銀杏紅葉(いてふもみじ)や杜の如(竹葉) 佐保子
いかがでしたか?予想はあたりましたか?
題詠トップは 能登さんと麗子さん。
自由題は 紅さん、亜子さん、郁子に同票が集まりました。
今年のしめくくりとなる来月も頑張りましょう!