575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

拭きおえた窓近々と新松子  晴代

2021年11月12日 | Weblog

シン マツコ? と読んでしまった私。(笑) 

人気タレントさんの名ではありません。 

新松子(しんちぢり) 今年出来た松毬をいいます。 

晩秋の季語なのですね。勉強になります。

剪定を終えたあとなど、赤ちゃんのような松の実を目にしていたことを思い出しました。

鱗片がすきまなくきっちりつまった様子は青々と匂いたつようです。

 

松は常葉。作者は枯れゆく秋に新しい生命を感じたのでしょうか (殿)

拭きあげた窓は遠くまで見え気持ちの良いものです。こんなに広いお庭の家に住んでいるなんて良いですね。

”窓に近々”ではないでしょうか。(等)

身近なところでの発見にひかれました。新松子のつやつやした感じが浮かんできます。(千香子)

拭き終えた綺麗な窓と清々しい新松子の取り合わせが好き。(須美)

青く固い新松子が綺麗になった窓ガラスを打ちそうな景色が見えます (竹葉)

  

ぴかぴかに磨き上げた窓から作者は外を眺めたのでしょう。

気持ちもさっぱり、ガラスのように透明度を増した心だからこそ気づいた光景かもしれませんね。

♪ 松ぼっくりがあったとさ 高いお山にあったとさ・・

 ころころころころあったとさ お猿がひろって食べたとさ ♪

 ところで 松ぼっくりって食べられるのでしょうか? 郁子

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする