575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

号泣   麗

2008年11月27日 | Weblog
先日、ある小説を読んで号泣してしまいました。

その小説は重松清の「その日のまえに」(文春文庫)

短編集なのですがそれぞれの作品が最後にはつながります。
テーマは家族の死。その日というのは妻が亡くなる日なのです。

明日も続くと信じているこの日常が
いつか途切れるという現実を受け入れていく様子に
涙を押さえることができませんでした。
帰宅した夫は私の泣き顔にびっくり。

私は母親が病気がちだったので、この手の作品には弱いのですが
久しぶりに本を読んで思いっきり泣きました。
泣いたあとはなぜかすっきり。本を読んで号泣出来る自分が少し嬉しくもあり。。
複雑な一夜でした。そして家族に優しくしようと思った一瞬でした。

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1 コメント

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男は黙って (遅足)
2008-11-27 11:10:47
涙を流す。

男の子は泣かない、と
躾けられてきました。
泣くということは恥だと思い込んでいました。

しかし50歳を過ぎた頃に
泣いてみました。
泣くことがあったんですね。

そしたらスッキリとして
こんな良い癒しがあったんだ!と。

日本の男が源氏の時代から泣いていたんだ!

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