575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

竹林の闇急ぎたる姫蛍          愚足

2006年05月29日 | Weblog
5月25日に蛍を見に行きました。

 場所は、天白区の相生緑地で地下鉄野並駅の北東にある緑地です。
 市内では数少ないヒメボタルの生息地で、毎年この時期に多くの市民が見物に出かけます。
 この日は、天候の不順なせいかいつもなら最盛期にあたるのですが、まだ出始めたばかりで、数えるほどしか見られませんでした。
 十時ごろ集合して、懐中電灯片手にそろそろと緑地の中へ。竹林の間を登り、見かけたという梅林の小道にさしかかると、先行の皆さんが地べたに座り込んで観察中。
 入れてもらって目を凝らすと、あちらに二三頭、そちらに四五頭と確かに点滅していました。よく光るのは雄でホバーリングしながら草むらの上をゆっくり飛んでいました。木の葉の隙間の飛べない雌に懸命の信号を送っているのだそうです。
 例年なら草むらに電飾のように群がるとのこと、話を聞きちょつと悔しい思いもしました。
 観察には、雨の降った次の日の夜中の一時以降がいいとのことでした。

 一度お出かけになってはいかがでしょう。

     焦がれてもそしらぬふりの姫蛍      愚 

              
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1 コメント

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蛍見物も大変ですね。 (遅足)
2006-05-29 08:02:29
今年は蛍が遅いのでしょうか?

天候に左右されますから。

我が家の近くもヒメボタルが出ましたが、

老人ホームになりました。

水場がなくても生息していたみたいです。

蛍の句は良いのがたくさんありますね。



 竹林を姫蛍へと急ぎけり



ですね。

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