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講談社 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
定年って生前葬だな。
衝撃的なこの一文から本書は始まる。
大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。
仕事一筋だった彼は途方に暮れる。
年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。
図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。
どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。
妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。
これからどうする?
惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか?
ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。
シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。
仕事一筋だった彼は途方に暮れた。
妻は夫との旅行などに乗り気ではない。
「まだ俺は成仏していない。
どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、取り立てて特技もない定年後の男に職などそうない。
生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す―。
◆著者について◆
内館 牧子
1948年9月10日、秋田市生まれの東京育ち。都立田園調布高校~武蔵野美術大学卒、三菱重工業(株)で13年半のOL生活を経て脚本家となる。1991年ギャラクシー賞、1993年第1回橋田壽賀子賞(「ひらり」)、1995年文化庁芸術作品賞(「てやんでえッ!」)、日本作詞大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)、2001年放送文化基金賞(「私の青空」)、2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞(「塀の中の中学校」)など受賞多数。
武蔵野美術大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、東北大学相撲部総監督、元横綱審議委員、元東京都教育委員、元東日本大震災復興構想会議委員。
2003年4月、東北大学大学院 文学研究科入学。2006年3月、修了。
【読んだ理由】
書名に惹かれて
【印象に残った一行】
「先が短いのだから、好きなように生きよ」ということなのだ。
嫌いな人とはメシを食わず、気が向かない場所には行かず、好かれようと思わず、何を言われようと、どんなことに見舞われようと「どこ吹く風」で好きなように生きればいい。
周囲から何を言われようが、長いことではないのだ。「どこ吹く風」だ。
【コメント】
「終わった人生」しかし思い切った題名にしたものだ。