![]() | 伝説の女傑 浅草ロック座の母 |
クリエーター情報なし | |
竹書房 |
◆内容紹介◆
ビートたけし推薦!
「歴史に残る女傑であり、
愛情深い偉大な『お母さん』でもあった――」
また、著者本人は以下のように述べている。
「私、週刊誌やなんかで“浅草の女帝"だとか“伝説のママ"だとか書かれたり、巷でいろんな武勇伝のようなものが語られていたりしております。
勝新太郎に20億円貸したとか、ヤクザに斬られたとか、ラスベガスにプール付きの家を何軒も持っていたとか、たけしさんに有無を言わせず映画を撮らせたとか、小向美奈子ちゃんをストリッパーにしたとか……。
笑っちゃいますね。でも、だいたい合っております。事実のほうがもっとすごかったり、ややこしかったりするんですけどね」
ストリップ界のゴッドマザー、
最初で最後の自叙伝!
本人所有の秘蔵写真も多数収録!
■目次
オープニング 女帝と呼ばれて
一区 旅立ち
浅草・大勝館から/1並びの人生/戦争と恋/敗戦より悲しかった母の死/ろっく/ロック座の誕生/裸とお笑いはセット/にふう先生と妹分のこと/夫と別れて
二区 踊り子
振付師になる/先生、ストリップやりませんか?/恥ずかしくないわけがない/一座の旗揚げ/おっぱいを出せ! /前科八犯/楽屋育ち
三区 全国制覇
おっぱいと頭は使いよう/畳の下に敷き詰めたお札/ママは人間じゃない/女は度胸 男は愛嬌/おまんちょしたら終わり/神戸に行け! /バケツいっぱいのお金/人生につまづく踊り子/私の大切な宝物/ロールスロイスから降りたら笑われた
四区 本丸
恥じらいが色気を生む/男心と億の金/ストリップ一本勝負/2億円のステージ/ラスベガスに家を買った理由/思い出の上山田温泉/三人目の子供/伝説の踊り子/母になる 鬼になる
五区 座頭市
大物俳優兄弟/焼け石に水 勝プロの倒産/三味線を抱いて泣く/たけしさんとの出会い/ノーと言っちゃダメよ/一億円は次の作品の足しにして/私を「お母さん」と呼ぶ人/9歳の早乙女太一/半分許す
六区 ママ
三代続くエロッ子だい! /裸になれば生きていける/ここで止めたらロック座一生の恥/神輿はよじ登るもの/責めるなら自分を責める/お金より大切なもの/色気は姿勢から生まれる/私の聖地・沖縄/陽徳と隠徳/長生きの秘訣
フィナーレ 卒寿に舞う
◆著者について◆
1926年(大正15年)11月11日生まれ。宮城県白石市出身。浅草ロック座名誉会長。
35歳の頃、東八千代(あずま やちよ)の名でストリップデビュー。
以後、踊り子を続けながら経営者としての手腕を発揮。
日本中の劇場を買い取っていき、44歳の頃には全国で二十館以上の劇場を経営。
1972年(昭和47年)、46歳で浅草ロック座のオーナーとなった。
業界内外に幅広い人脈を持ち、多くの著名人にも慕われた。
特に勝新太郎、ビートたけしとの交友関係は深く、2003年(平成15年)公開の映画『座頭市』(北野武監督)の誕生に繋がった。
数々の武勇伝も残すが、愛情深くチャーミングなその人柄から、“ママ"と呼ばれて周囲の誰からも愛された。
2017年(平成29年)4月28日、胃がんにより逝去(享年90)。
【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。