評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才 | |
クリエーター情報なし | |
ミネルヴァ書房 |
◆内容紹介◆
橋爪大三郎編著『小室直樹の世界』から5年。もう一つの日本戦後史がここにある!
「小室直樹博士著作目録/略年譜」の筆者・村上篤直が、関係者の証言を元に、学問と酒と猫をこよなく愛した過激な天才の生涯に迫る。
会津士魂に生きた日本伏龍・小室直樹。上巻は征夷大将軍に憧れた柳津国民学校時代を皮切りに、サムエルソン成敗の誓い、社会科学の方法論的統合を目指した情熱と憂国。
伝説の「小室ゼミ」の誕生から拡大までを描く。
[主な目次]*本情報は2018年7月時点のものです
はしがき
第一章 柳津国民学校 ―― 征夷大将軍になりたい
第二章 会津中学校 ―― 敗戦、ケンカ三昧の日々
第三章 会津高校 ―― 俺はノーベル賞をとる
第四章 京都大学 ―― 燃える“ファシスト"小室と“反戦・平和"弁論部
第五章 軍事科学研究会と平泉学派 ―― 烈々たる憂国の真情
第六章 大阪大学大学院経済学研究科 ―― 日本伏龍 小室直樹
第七章 米国留学、栄光と挫折 ―― サムエルソンを成敗する!
第八章 東京大学大学院法学政治学研究科――社会科学の方法論的統合をめざして
第九章 田無寮 ―― 学問と酒と猫と
第一〇章 社会指標の研究 ―― 福祉水準をどう測定するか
第一一章 小室ゼミの誕生と発展 ―― 君は頭がいいなぁ、素晴らしい!
第一二章 一般評論へ ―― 日本一の頭脳、四四歳、独身、六畳一間暮らし
第一三章 小室ゼミの拡大 ―― 橋爪大三郎の奮闘
第一四章 瀕死の小室 ―― すべては良い論文を書くために
第一五章 出生の謎 ―― 父はマルクス、母はフロイト
注
あとがき 小室直樹試論 ―― なぜ小室直樹はソ連崩壊を預言できたか
小室直樹著作目録
人名・事項・猫名索引
◆著者について◆
[著者]※本情報は2018年7月時点のものです
村上篤直
昭和四七(一九七二)年、愛媛県生まれ。平成三(一九九一)年、愛光学園高等部卒業。
平成四(一九九二)年、東京大学教養学部理科II類中退。平成九(一九九七)年、東京大学法学部卒業。
平成一一(一九九九)年、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程中退。弁護士(新六四期)。
橋爪大三郎編著『小室直樹の世界』(ミネルヴァ書房、平成二五(二〇一三)年)にて「小室直樹博士著作目録/略年譜」を執筆。
【読んだ理由】
新聞の書評を見て
【コメント】
上巻だけで約700ページ良く最後まで読めたものだ。副題に彼が愛したもので一つ欠けているのが女、正確にはポルノ雑誌。愛すべき人だ。