【内容(「BOOK」データベースより)】
話が通じない、思いやりがない、わかってくれない、とにかく気が利かない…それでも、夫をあきらめない。
夫婦70年時代のバイブル!40万部突破の『妻のトリセツ』、待望の第2弾! --
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
黒川/伊保子
1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。
奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。
1991年に全国の原子力発電所で稼働した、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者
【読んだ理由】
話題の書。
【最も印象に残った一行】
人類の男女は、哺乳類のオスとメスである。生存戦略が正反対なので、この「とっさの側」正反対なのである。
荒野や山に狩に出て、危険な目に遭いながら、仲間と自分を瞬時に救いつつ、成果を出さなければ生存も繁殖も出来なかった男性脳は、「遠く」を見て、とっさに問題点を指摘し合い、「ゴール」へ急ぐようにチューニングされている。
目も前の人の気持ちや体調の変化に敏感で、優しい言葉も言わず、いきなり相手の欠点を衝いてくる。プロセスを解析しないので、危機回避能力は低い。つまり、同じ危険に、懲りずに身をさらす。
一方授乳期間が長く、生まれてから1年も歩けない子供を育てる女性たちは「近く」を見つ抜いて、大切な人の体調変化を見逃さず、とっさに共感し合うようにチューニングされている。共感とプロセス解析のために、事が起こったときに、気持ちを語りあう傾向が強い。感情で記憶を引出すことで、脳が経緯を再体験するので、気づきを生み出せるからだ。
この二つ脳が、共に暮らしているのだから、よほど知性的に暮らさないと、結婚生活が天国であるわけはないのだ。
【コメント】
人生百年時代、夫婦70年時代のバイブルだ。