【内容】
国語の教科書で読んだ記憶に残る物語の短編集。「スーホの白い馬」「走れメロス」「少年の日の思い出」「ベロ出しチョンマ」「レモン哀歌」「トロッコ」「オツベルと象」「おこりじぞう」など懐かしい有名作品から隠れた名作まで多数収録。
大人になった今だからこそ、主人公の気持ちや作者の思いが深く響く。涙が出るのは、あの頃の自分とはもう違うから。『スーホの白い馬』『走れメロス』など懐かしい作品を14篇収録。
【編者】
学研教育出版
【読んだ理由】
書名にひかれて。
【最も印象に残った一行】
「握手」
仕事がうまく行かないときは、このことばを思い出してください。『困難は分割せよ』。焦ってはなりません。問題を細かく割って一つ一つ地道に片づけていくのです。
「天国か。天国がありますか」
「あると信じるほうが楽しいでしょうが。死ねばなにもないただむやみに淋しい所へ行くと思うよりも、にぎやかな天国へ行くという思う方がよほどたのしい。そのためにこの何十年間、神様を信じてきたのです。
【コメント】
私の記憶に残っていたのは、「走れメロス」「トロッコ」。「高瀬舟」は過去読んでいるだろうが、深い感銘を受けた。