日本男道記

ある日本男子の生き様

途中下車

2013年01月05日 | 読書日記
途中下車 ---パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録
クリエーター情報なし
河出書房新社

【一口紹介】
◆内容紹介◆
41歳春、突然襲ったパニック障害。
電車に乗れない、会議が怖くなる……。
会社を辞め、息子とふたり旅をしながら、病気と闘い、自分と家族の再生を目指した、感動のノンフィクション!

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
凄腕編集長を突然襲った、“電車に乗れない…”。
41歳の春、会社を辞め、6歳の息子と旅に出た―自分と向き合い、家族の絆を取り戻す感動のノンフィクション。

◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
北村/森
1966年富山県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。1992年日経ホーム出版社に入社。2005年から2008年春まで「日経トレンディ」編集長を務め、退社。
現在、商品ジャーナリストとして、原稿執筆、メディア出演、講演活動、地域おこしのアドバイザー業務などに携わる。
サイバー大学客員教授。

【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。

【印象に残った一行】
初夏の立山でホテルスタッフが教えてくれた「ひと踏み十年」の話が心に蘇ってきた。高山植物は、ひとたびダメージを受けると、十年は復元しないという話。

「無所属の時間で生きる」は、城山の名著のひとつである。
「何処にも関係のない。どこにも属さない一人の人間としての時間---それは、人間を人間としてよみがえらせ、より大きく育て上げる時間となるであろう」
上司でもなければ部下でもない、友人でも知人でもない、家族でもない立場。全ての関係から離れたところで、自分を見つめなおす時間をもつことが、人を成長させる、と城山は説いている。

【コメント】
パニック障害が良く理解できた。
子供さんが著者である父親を「とうたん」と呼び続けているが、何か抵抗がある。



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