日本男道記

ある日本男子の生き様

隠し剣孤影抄

2022年10月15日 | 読書日記
 【内容】 
秘剣、外に語らず―藤沢周平が剣客小説に新境地を開いた名品集“隠し剣"シリーズ。凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技を秘める主人公たちは、また人としての弱さもあわせ持つ。
剣鬼と化し破牢した夫のため捨て身の行動に出る人妻、これに翻弄される男を描く「隠し剣鬼ノ爪」。他に「邪剣竜尾返し」「臆病剣松風」「暗殺剣虎ノ眼」「必死剣鳥返し」「女人剣さざ波」「悲運剣芦刈り」「宿命剣鬼走り」の全8篇を収録。
姉妹篇『隠し剣秋風抄』とあわせて全17篇。全体で「海坂城下異聞」となっている。 

【著者】
 藤沢/周平
昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。主要な作品として「蝉しぐれ」「三屋清左衛門残日録」「一茶」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「藤沢周平短篇傑作選」(全四冊)「霧の果て」「海鳴り」「白き瓶小説長塚節」(吉川英治文学賞)など多数。平成元年、菊池寛賞受賞、平成6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、平成7年、紫綬褒章受章。「藤沢周平全集」(全25巻文芸春秋刊)がある。 

【読んだ理由】
最近山本周五郎作品ばかり、読んだり聞いたりしているが、たまには藤沢周平作品も。

 【コメント】
読後感はあっさりさっぱりとする。

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