神戸新聞一月28日夕刊から動画とも引用。
未明の空七変化 神戸に「かぎろい」
冬の朝早く、神戸市内で東の空がオレンジ色から青、紫へと段階的に変わる「かぎろい」が見られた。空気が澄んだ気温の低い夜明け前に起きる現象で、
万葉歌人柿本人麻呂が詠んだ歌にも登場する。引用ここまで。
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて かへりみすれば月かたぶきぬ
「安騎野の朝」 中山正實画伯 大宇陀町中央公民館で展示
この歌は西暦692年の太陰暦11月17日に、当時から阿騎野(あきの)と呼ばれていた奈良県東部、現在の奈良県宇陀市大宇陀(旧大宇陀町)で詠まれたとされている。
人麻呂の歌には、逝ける皇女らに捧げる挽歌など宮廷に関わりのあるものが多く、彼は初の職業的宮廷歌人であったとされてる。
この歌もその例に漏れず朝廷に関係があり、当時まだ9歳の軽皇子(後の文武天皇)の狩に随行したときに詠まれた。
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