阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

夏の終わりの湊川神社と佐藤隆広さんのインドの現況の話@楠公会館でのKUCの例会

2014年08月30日 | 神戸あちこち
新しく参加したKUCの会に出ました。湊川神社の境内にある楠公会館には、別の集まりの昼の午餐会に時々行きますが
夕方6時からの集まりは初めてでした。何人かの初めてお会いする方々といろんな話を交すことが出来て嬉しいことでした。











東門を出ると神戸地方裁判所があります。地下の交通裁判所に10年ほど前に速度違反の罰金を払いに来たことを
思い出しました。



今思い出しても日本の警察のいやらしいネズミ取りには腹が立ちます。柔道や剣道と言う日本のスピリットを代表する武芸も
やっている日本の警察官が物陰に隠れて、だまし討ちをやるのは不思議でなりません。日本伝統の精神があれば
あんな卑しく恥ずかしいことは出来ないはずです。

食事の前の講演は佐藤隆広教授のインドの現況のお話でなかなか面白い内容でした。




阿智胡地亭便り #70<いかなごレシピの蜂の子のつくだ煮> 2004.10.19記

信州産ではなく、メイド・イン・コウベの「蜂の子のつくだ煮」を買った。

阪急電車の御影駅から阪神電鉄の御影駅へほぼ一直線に下りるバス道が、国道2号線と直交する角に東灘警察署がある。歩くと家から30分かかる。入院前の33キロ速度違反による一ヵ月免停期間(*)が終了したので、免許証を受取りに警察署へ行った。免許証を返して貰ってから、信号を渡って署の真向かいにある「ハチミツ屋」に入った。この「ハチミツ屋」は震災前にはあったような気がするが、中に入ったのは初めてだった。

免許証を提出する期限の日が退院してすぐだったので、私は歩くのがまだ覚束なく、本人の代わりに、買物ついでに、相方と娘が行ってくれた。そのとき「蜂の子のつくだ煮あります」という大きな紙が、店のガラスに貼ってあるのを見つけたのだそうだ。

相方は蜂の子が私の大好物であることを知っているから、店に入りかけたが、「歳を考えないでスピード出して捕まって、罰金払って家計に大損害かけた人に、買うことないよ。甘い顔見せたら駄目だよ」と次女から言われて、その日は買えなかったとも相方から聞いていた。

店に入ると、菜の花、アカシア、レンゲ、みかん、クローバー、ソバ、トチ、オレンジ、ユーカリなどのレッテルが付けられた大口瓶が並んでいる。ハチミツに、こんなに種類があるのかとびっくりした。値段も一瓶600円くらいから5000円くらいまでの幅があってこれまた驚いた。

店先に人は誰もいなく、奥に声を掛けると、中年の女性が出てきた。

「蜂の子のつくだ煮、どんなんか見せてください」と言うと店の端にあるガラスの冷凍ケースから、小さなガラス瓶を出してきた。蜂の子はきれいな飴色に仕上がっていて、見ただけで、質が良くうまそうだと思ったので「それ貰います」と言った。「えっ、試食しないでいいんですか」と言うので、「自分は信州に縁がある者なので、見たら分かりますから」と言うと、女性の顔が急にほころんでニコッと笑い、「ああ、そうなんですか、実はこれ店におくとき、神戸で買うてくれはる人おるやろかて、チョット心配やったんです」と言った。「それで売れてるんですか?」と聞くと、「お客さんみたいな年配の男の人が、時々入ってきて買うてくれはる。そして少数やけど何回も買いにきてくれはる」と言う。

「作ってもろてるとこ、“イカノゴのクギ煮”とおんなじ作り方でやってもろてるんです。仕上げにハチミツ使こてもらうとこだけは違うンやけど。もうちょっと、カズ売れたら値段も安うできるンやけど、なんせ手間かかってるよって、すみませんネエ」と心底恐縮しながら言った。確かに50gで850円は高くて、主婦の感覚では買えず、酒飲みがツマミ感覚で買っていくしか、まだ売れないだろうと思った。それに元々神戸には、蜂の子を食べる人そのものが、殆どいない筈だしとも思った。

瓶を包んでもらうのを待つ間、店に何枚も掲示されている蜂蜜取りの写真を見るともなく見ていたら、「父がもともと養蜂業者で、六甲山にミツバチ置いてやってたこともあるんです。95歳で今も、まだ元気ですワ。連合いの一族も阿蘇の山麓で昔から今もずっと養蜂やってます。」と言う。今年の夏、岡山のM君からテレビの宣伝で有名になった通販のYD養蜂場が、中国から安い原料を輸入して、それを加工して大儲けしている。250億の売り上げで50億の純益を出しているが、製品出荷量と本来の養蜂場の蜂蜜生産量が、どうみても見合っていないと聞いていた。蜂蜜の品質も、素人にはわからないから、なんだか選ぶのは大変だなあと思っていたが、こうして聞くと、こういう家族経営でやっているところなら安心だろうと思えた。

帰って早速食べたつくだ煮はなんの添加物の味もしない、蜂の子そのものの旨味が出ていた。

まさか蜂の子を「イカナゴのクギ煮」の作り方でつくだ煮にしているとは、それがこんなにおいしいとは思わなかった。信州と神戸のフュージョンの傑作だなと勝手に思いながら、冷蔵庫から少しづつ出して、酒のツマミに一人で楽しんでいる。彼女達は「カタチを見たらとても食べられない」のだそうだ。
(*)
岡山県の奥津温泉近くの田圃の中の自分以外に車が一台も走らない一般道路で、7月にネズミ捕りにやられた。昭和39年5月に免許を取ってから、県外を走るときは、地元ナンバーの車の後を走ったり、危ないと思う場所は必ず減速したりして、これまで41年間、近畿各地や四国、中国、信州・北海道を走ったが、一回も捕まったことはなかった。自分は大丈夫と過信するようになったのか、そうは思いたくないが歳相応に、注意力が落ちてきたのか、今回は、見晴らしの良い田んぼのど真ん中に、一箇所、大きな自動販売機ステーションがあり、その建屋の陰に彼らは巧妙に隠れていて、気づいた時は遅かった。警官から「神戸から、はるばるようきんさったのう。お蔭でノルマがはかどるが」と言う感じで、丁重かつ慇懃無礼に扱ってもらった。いまさら、おえんが。
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ある日のランチはメンクイシリーズ「トマトソースパスタ」

2014年08月30日 | ある日のランチ
トッピングは蒸したツルムラサキと黒オリーブに茹で卵。

ツルムラサキ出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 ツルムラサキ(蔓紫、学名:Basella alba)はツルムラサキ科のつる性一年生草本である。東南アジア原産の野菜で、現在は東南アジアから中国南部に分布する。

特徴:名の通りつるが紫色のものと緑色の品種がある。紫色のもの(赤茎種とよばれる)は花が美しく観賞用に栽培される場合も多い。花は淡紅色、果実は紫色で1個の種子を含む。
利用:葉と茎を食用にする。味はホウレンソウに似るが、モロヘイヤにやや似た独特のぬめりや粘り気がある。中華料理では木耳菜(ムーアルツァイ)、潺菜(広東語 サーンチョイ)などと呼んで炒め物にすることが多い。つるが紫色のものは、炒めると汁が赤くなる場合があるため、中国語で臙脂菜(イエンジーツァイ)とも呼ばれる。ベトナム料理ではモントイ(ベトナム語: mồng tơi)と呼び、スープの具にすることが多い。
 日本料理では主に沖縄で栽培され、じゅびん(地紅)と呼ばれ島野菜の一つと認識されている。おひたしや味噌汁にしたりじゅーしーの薬味として用いられたりする。
栄養価が高く、ホウレンソウよりも優れている。ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄などのビタミンやミネラルを非常に多く含む。日本でも栽培されており、春に種を蒔けば一年草として収穫できる。

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