阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

竹橋の「東京国立近代美術館」でガウディ展とMOMATコレクションを見た。 その2   MOMATコレクション

2023年06月26日 | 東京あちこち

岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年

ガウディ展を見たあとMOMATコレクションの階に向かった。NHKの毎週の「日曜美術館」で何度も見て一度直接観賞したかった絵画が多く出展されていて嬉しかった。

作品は全て撮影可能だった。

所蔵作品展 MOMATコレクション (2023.5.23–9.10)

会期  2023.5.23–9.10

会場  東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー4-2階

MOMATコレクションにようこそ!

当館コレクション展の特徴を簡単にご紹介しておきましょう。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきた13,000点を超える所蔵作品から、

会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、

19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。

では今期も盛りだくさんの展示から、見どころを2つだけご案内します。まず4階2-4室では、1923年に起きた関東大震災から今年で100年ということで、

被災、復興、社会のひずみなどのトピックから震災と美術の関係を振り返ります。

また3階7-9室では、生誕100年を迎える写真家の大辻清司を特集します。戦後まもなく前衛的な作品で注目され、

書き手や教育者としても存在感を示した大辻の足跡を、関わりの深い美術作品もまじえてご紹介します。

  引用元

※今会期に展示される重要文化財指定作品   今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。

  • 原田直次郎《騎龍観音》1890年、護国寺蔵、寄託作品|1室
  • 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年|1室   ☟中村彝《エロシェンコ氏の像》1920年|1室

 

 

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06月25日に目に留まったSNS・メディアの記事

2023年06月26日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

【帰国しました】日本の当たり前が通じない!母国フランスで逆カルチャーショック。

アジア系アメリカ人がアメリカ社会で生きる I Am Not Your Asian Stereotype | Canwen Xu | TEDxBoise

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東日本大震災が起こった後「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリーから   [ 2011年05月23日(月)のブログ ]

2023年06月26日 | 東日本大震災ブログ


2011年5月23日(月)
参議院・行政監視委員会


「原発事故と行政監視システムの在り方」


小出裕章(参考人 京都大学原子炉実験所助教)
後藤政志(参考人 芝浦工業大学非常勤講師)
石橋克彦(参考人 神戸大学名誉教授)
孫正義(参考人 ソフトバンク株式会社代表取締役社長

動画はこちら

 
自分が受けた新人検事の教育を元検事が話した。

☆検事を辞めて弁護士をやっている人は数多いが(いわゆるヤメ検)、自分の弁護士稼業に障害があるから、古巣の内情を世間に話す人はほんの少数しかいなかった。

法曹ムラの村人のオキテはお役人様の掟の中でも一番しぼり、いや一番しばりがきついと聞いてきた。

法曹ムラにも新人類が加入して、旧来のルールを破る人が出てきたのか、あるいは大手新聞テレビの「司法記者クラブメディア」が、遠慮して控えてきた検察批判が、

フリーメディアでは盛んになされて内部のシバリがゆるくなってきたのか、いずれにせよ年配の検察OBたちはこんな事を公にされて腸が煮えくりかえっているだろう。☆

「ヤクザと外国人に人権はないと教えられた」


元検事が暴露した驚くべき「新人教育」の実態

一部引用・・

冤罪事件として知られる佐賀市農協事件に関与した元主任検事が2011年5月23日、東京都内で開かれたシンポジウムに出演し、

検察内部の驚くべき新人教育の実態を生々しく語った。「ヤクザと外国人に人権はないと教えられた」「検事が勝手に自白をしゃべって、

それを被疑者に署名させるよう指導された」と過去の経験を暴露したうえで、「このような教育を受ける間にそれが当たり前だとなかば思うようになる」と、

ゆがんだ教育の恐ろしさを語った。

 古巣を告発する発言をしたのは、元検事の市川寛氏。2000年に発生した佐賀市農協事件に主任検事として関わった際、事情聴取した元組合長に対して「ぶち殺すぞ!この野郎!」と

暴言を吐いて自白を強要。元組合長は背任容疑で起訴されたが、自白調書の任意性が否定されて無罪となった。

その結果、市川氏は厳重注意処分を受け、検事を辞職することになった。

全文はこちら

 
 
3.11以降で読んだ最も冷徹で有益な論考

前文は長いですが引用します。全文の通読をお勧めします。


同時代の何人かの水先案内人の一人が渾身の筆力で書いています。

「どう生きるのか」という本当の問いに向き合うとき

キーワードは依存

 僕は仙台に生まれた。父親が転勤族だったので子どものころしかいなかった。だが今でも憶えている土地はたくさんある。知り合いも多い。

だから今回の地震の震源地が三陸沖だと知って他人事ではいられなかった。家族、友人、知人、いろんな人と連絡を取り合った。
 
 弟が福島第一原発から35キロ離れた福島県いわき市に住んでいた。震災後なかなか連絡が取れずに気を揉んだ。

ツイッターで原発事故情報を流しはじめたのも弟が見て連絡をくれるかもしれないと思ったことが理由のひとつだ。5日後にやっと連絡が取れた弟は幸い無事だった。
 
 震災と原発事故で日本人の自明性に亀裂が生じる可能性を直感した。日本には平時を前提にした行政官僚制しか社会を動かすものがない。

民衆も政治家も行政官僚制を掣肘できない。そのことを意識しないまま民衆も政治家も行政官僚制に依存する。キーワードは依存だ。
 
 行政官僚は既存のプラットフォーム上で最適化の席次争いをするのが責務。そして本来の政治家は社会環境の変化で既存のプラットフォームが不適切になればそれを刷新するのが責務。

行政官僚はプラットフォームが適切であれ何であれ、政治家による刷新に抵抗しようとする。
 
 ご存じの通り冷戦体制終焉後の急速なグローバル化=資本移動の自由化で、経済分野ではどのみち新興国に追いつかれる産業領域では

平均利潤率均等化の法則で労働分配率の低下が起こるから、新興国との競争に耐えて経済指標を好転させることに成功すれば勤労者が貧しくなる。
 
 政治分野ではかつてあり得たような再配分政策は機能しなくなる。再配分の原資を調達すべく所得税率や法人税率を上げれば工場や本社が国外に移転する。

もちろん税収が減って財政がいっそう逼迫し、生活の安定や将来に不安を抱く人々は貯蓄に勤しんで消費をしなくなる。
 
 かくしてデフレが深刻化すると購買力平価の均衡則によって為替レートが円高となり、企業は輸出競争力を低下させ、

それに抗おうとすれば国外に工場や本社を移転するしかなくなる。

かくして税収が減って財政がいっそう逼迫し、不安になった人々はますます消費を控える。
 
 こうした循環状況は、経済システムや政治システムがかつて前提とした環境がもはや存在しないという意味で「平時」ならざる「非常時」に近い。

従ってプラットフォームが変わらねばならない。つまり、産業構造改革や、租税制度改革や、行政官僚制改革が、必須になるのだ。
 
 「平時」にしか働かないシステムに依存したヘタレな国が稀代の震災と原発事故に対応できるはずがなかろう。

震災と原発事故で日本人の自明性に亀裂が生じと思ったというのはそういう意味だ。日本社会がそれなりのものだといった信頼が木端微塵になるということである。
 
 「平時」にしか働かないシステムへの依存。あるいは「平時」への依存。こうした依存がいかにもろい前提に支えられているかを震災と原発事故が暴露した。

多くの人は津波が何もかも押し流す映像に現実感覚が湧かなかったと言う。「平時」に依存した思考停止のなせる業だ。
 
 震災と原発事故を契機に思考停止が若い世代に継承されなくなってほしい。可能性は辛うじてあろう。僕のゼミにもやむにやまれずボランティアに出かけ、

遺体の数々が木枝に串刺しになっているのを見た学生らがいた。彼らが新たな前提の上で社会を再建することを切に望む。

続きはこちら

 
 
福島の親たちが文部科学省へ行った 23日
動画

NHK科学文化部のブログ“かぶん”から引用。
2011年05月23日 (月)

放射線量の目安 見直しを要望

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、国が示した学校などでの屋外活動の目安となる放射線量は値が高すぎるとして、

福島県の保護者などが23日、文部科学省を訪れ、目安となる値を見直すとともに、

子どもたちの被ばくをできるだけ少なくするよう求める要望書を提出しました。

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