金子和史
1966年に静岡県のみそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の裁判をやり直す再審で、
静岡地裁(国井恒志裁判長)は26日、無罪(求刑死刑)を言い渡した。判決は、「自白」した供述調書や犯行着衣とされた「5点の衣類」など
三つの証拠捏造(ねつぞう)がある、と認定した。死刑が確定した事件で再審無罪となったのは戦後5件目。
【特集】袴田巌さん58年後の無罪 なぜ死刑囚にされたのか
袴田巌さん(88)に、再審公判で「無罪」が言い渡された。「死の恐怖」を強いたこの半世紀は何だったのか。前代未聞の事件を数字からたどる。
検察の対応が今後の焦点に
検察は、再審の判決に対し控訴できる。ただ、80年代に確定死刑囚が再審で無罪になった4事件を含め、検察が再審公判での無罪判決に控訴した例は近年ないとみられる。
弁護団や支援者は、袴田さんの年齢も踏まえ一刻も早い無罪確定を求めており、検察の対応が焦点になる。
この日は午後2時に開廷すると、長年の拘禁生活で精神を病んだ袴田さんの代わりに出廷した姉の秀子さん(91)が、裁判長の正面に座り、主文が言い渡された。
国井裁判長は、冒頭で判決の「骨子」を告げ、袴田さんを有罪とした元の裁判の証拠には「三つの捏造がある」とした。
まず、袴田さんが「自白」したとする検察官の取り調べ調書は黙秘権を侵害し、非人道的な取り調べで獲得された虚偽のもので、「実質的な捏造」とした。
「犯人であるとは認められない」
また、袴田さんの逮捕から1年後に突然発見され、犯行時の着衣とされた「5点の衣類」についても「捜査機関によって血痕をつけるなどの加工がされた」と述べ、捏造と認定。
袴田さんの実家から押収された、5点の衣類のズボンと同じ素材の端切れも「捜査機関によって捏造されたもの」とした。
その上で、これらの証拠を排除すれば、袴田さんが犯人でないとしたら合理的に説明できないか説明困難な事実関係はなく、
袴田さんが「犯人であるとは認められない」と結論づけた。
再審公判での最大の争点は「5点の衣類」に付着した血痕の色の変化だった。
衣類は袴田さんの逮捕の約1年後、みそ工場のみそタンクから見つかり、発見後のカラー写真では、血痕に鮮やかな赤みが残っていた。
弁護側は、衣類のみそ漬け実験や専門家の鑑定結果を踏まえ「1年もみそに漬かれば赤みは消える。血痕に赤みが残る衣類は、
発見直前に投入されたと考えられ、すでに勾留されていた袴田さんのものではなく、捜査機関が捏造したもの」と主張してきた。
これに対し検察側は、法医学者らの共同鑑定書を提出し「長期間みそに漬かっても、赤みが残る可能性は否定できない」と主張。
捏造については「実行不可能で非現実的だ」と述べた。
この日の判決は、弁護側の主張を全面的に認め、「1年以上みそ漬けされた場合に血痕に赤みが残るとは認めらない」と指摘。衣類は捜査機関による捏造だと判断した。
袴田巌さん58年後の無罪なぜ死刑囚にされたのか 全文
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生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか!https://t.co/jrcGopYAeP#虎に翼 ありがとうございました!#米津玄師 #さよーならまたいつか pic.twitter.com/6lQaRs58Fu
— REISSUE RECORDS (@reissuerecords) September 26, 2024
静岡県で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審判決が26日、静岡地裁であり、国井恒志裁判長は無罪(求刑死刑)を言い渡しました。
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) September 26, 2024
記事→https://t.co/F7efydyCdg#再審無罪判決 #袴田巌さん再審無罪 pic.twitter.com/GZBxOhaIQK
— 鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人) (@s_hiroki13) September 26, 2024
袴田さんに無罪判決。5点の衣類や自白などの重要証拠について、「ねつ造」があったと認める。 pic.twitter.com/yUv3vohx87
— Shoko Egawa (@amneris84) September 26, 2024
21年前、東京拘置所の面会室で袴田巌さんと対話した。すでに「袴田巌」は、「全能の神」が飲みこんでしまい、存在しない。だから、死刑執行も出来ない。袴田さんの仮想世界は、この時、出来上がっていた。だから、袴田さんに秀子さんが面会に行っても、「そんな者はいない」と拒否し続けていたのだ。 https://t.co/wKSvdcNC7b
— 保坂展人 (@hosakanobuto) September 26, 2024
ようやく下ったこの判決。「無罪の国民を殺しかけた」という恐ろしさに国は向き合って欲しい。
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) September 26, 2024
つい最近まで「袴田は必ず吊るしてやる」と豪語していた検察官もいると聞いた。そんな面子だけが死刑冤罪をここまで引っ張り続けてきたのだろう。実に野蛮な話だ。https://t.co/co4tu56B5M
大阪高裁徳岡由美子裁判長: 橋下氏が意に沿わない報道機関や記者に対して攻撃的な対応や取材を拒否するなどの不利な対応をしたという指摘は「重要な部分について真実」発言全体も「論評の域を出ず違法性を欠く」と結論 https://news.yaho橋下徹氏への名誉棄損 2審も認めずhttps://t.co/up3mNkFxAx
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) September 26, 2024
大阪高裁「橋下氏が意に沿わない報道機関や記者に対して、攻撃的な対応や取材を拒否するなどの不利な対応をしたという指摘は『重要な部分について真実』と判断」です。その通りです。何で今迄この人物の度を越したやり方を黙認・看過してきたのか、我々は問い直すべきですhttps://t.co/GO4tXF1fa5 pic.twitter.com/aydIizFNr8
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 26, 2024
「改革をしようとしたら足を引っ張られた」かのようなことを、知事本人や維新関係者が言い始めているが、それは“作り話”だ。知事就任直後に障害者や高齢者の予算をいきなりバッサリと切り、財政が好転したと言われても、県民にとっては弱者切り捨てにすぎないように思う。 https://t.co/ypnO5czAlf
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) September 26, 2024
斎藤知事も反省もなく、責任を取ることもなく、開き直りを続けているが、維新も同様に反省もなく、責任を取ることもなく、開き直りを続けている。兵庫県政の混乱の原因の一端は、維新にもあるのに、あまりに自覚がなさすぎる。維新への逆風はこれからも続くように思う。 https://t.co/y7qXSO3kPz
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) September 26, 2024
袴田巌さんは、長期拘留を「内なる自己認識変容」で乗り越えてきた。すでに、再審開始決定で出所して姉秀子さんと暮らすようになって10年。袴田巌さんは自分に戻れていない。身体は自由になっても、心は獄中生活時に縛られた後遺症が強く残っている。二重の悲劇であり、人権蹂躙だ。 https://t.co/pPUc27f2pt
— 保坂展人 (@hosakanobuto) September 26, 2024
袴田さん無罪判決は海外でも即報されてますね。 https://t.co/S2yKHWNXrw
— 神保哲生 (@tjimbo) September 26, 2024
明治神宮外苑の再開発、ユネスコの諮問機関が見直し計画を批判(TOKYO MX)#Yahooニュースhttps://t.co/Pk8xnvkBVZ
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 27, 2024
泉房穂さん、立憲民主の「政策にひとこと」 小川淳也議員の“持論”『消費税率の25%引き上げ』封印求める「国民はこれ以上の負担には耐えられない」(中日スポーツ)#Yahooニュースhttps://t.co/9m69ViO8MD
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 27, 2024
「勇気ある発言に鳥肌立った」総裁選候補者全員ダンマリを決め込んだ、小川彩佳アナの鋭い質問(週刊女性PRIME)#Yahooニュースhttps://t.co/7Hj6uIdBEU
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 27, 2024
ネタニヤフ首相、交戦停止拒否 「ヒズボラを全力攻撃」 #47NEWS https://t.co/N7d3XaZoDB via @47news_official
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 26, 2024
なぜ今、企業経営に「倫理」が求められるのか #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/UdOVmVm4AE
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企業価値を50年間「略奪」してきた「真犯人」は誰か #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/VpS6WMr3GK
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「金は力だということです」この国を動かしていたのはいつだって商人だったという事実
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竜馬がゆく #96 https://t.co/wh7aDQlv6p #文春オンライン
選挙が近づくと死刑が増える? 2年2カ月にわたって執行がない「異例の空白期間」の理由と、揃いつつある“3つの条件”とは
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 26, 2024
#1 https://t.co/4E6zQ5l57S #文春オンライン
専門家が指摘、福島の廃炉「2051年完了」は無理 #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/E8Ko2kny3U
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立憲・野田代表の「政権奪取」戦略の"落とし穴" #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/8UtvjW7feu
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進む中国の高齢化、「60歳以上」が総人口の2割突破 #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/UwusQSxsnu
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境港市の水木しげる記念館、来館450万人突破 鬼太郎ファンの家族に記念品 今春リニューアル #47NEWS https://t.co/BHwzb4kkSZ via @47news_official
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日本人は「人口減」で起こる危機を甘く見ている #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/xT4QRGZgN1
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この法律が日本を「生産性が低すぎる国」にした #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/OkQbV1gonW
— Hiroki MIYASAKA (@HirokiMIYASAKA1) September 26, 2024
福井・大飯原発:再審査、国に求める声明−−関西広域連合 新たな安全基準を早急に策定し、活断層の点検も含めて再審査を行うよう、国に求める声明をまとめた。 国民的な議論を踏まえて原発への過度な依存を見直し、持続可能なエネルギー政策を構築することも求めた。 稼働を継続するかどうか改めて検討する考えを示していた。【熊谷豪、田中将隆、川瀬慎一朗】 |
「技術者として考えれば、原発の安全性に絶対はない」 元原子力プラント設計技術者、後藤政志さん<「どうする?原発」インタビュー第4回> 原子力発電所の心臓部分である原子炉圧力容器を覆う「原子炉格納容器」の設計に携わってきた経験から、後藤政志さんはこう断言する。 外で安全と言い続ければ、中の技術者もだまされ、安全だと思い込んでしまう。 設計を担当していた格納容器は、原発が事故を起こした際の「最後の砦」だ。たとえ原子炉の内部がどうなろうとも、 格納容器さえ無事なら、放射性物質が外部へ洩れる心配はない。 |
核戦争防止国際医師会議:黒い雨被害に目を向けて 残留放射線による健康影響についての報告があった。登壇した医師らは被爆67年後も続く核被害の実態を強調し、 「政府は被害に目を向けるべきだ」と被爆国政府の姿勢を批判した。 黒い雨など放射性降下物が爆心地東を中心に相当の範囲に降ったと発表した。国が認める被爆地域の外でも、 福島第1原発事故の避難基準(被ばく量年間20ミリシーベルト)より高線量で推計されると指摘し、「放射性降下物が降っていないという国の主張はおかしい」と指摘した。 |
地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ 投稿者 tvpickupBS TBS NEWS 21サタデースコープ 2012.8.25。特集「地熱」を生かす地熱発電のメリットと課題。 さまざまな地熱利用を紹介。バイナリー発電や地中熱利用なども。 |
原発依存せぬ社会へ、全国シンポ 敦賀、福島の教訓どう生かす 専門家や研究者らの講演を通じ、東京電力福島第1原発事故の教訓をどう生かすか、原発に依存しない社会づくりについて考えた。 幅広い視点で原子力について考えようと、県内外から約160人が参加した。 大飯3、4号機の運転を止めるべきだとした。福島大の伊藤宏之特任教授も「再稼働をなぜ急ぐのか」と述べ、国民生活や経済への影響とする理由に懐疑的な見方を示した。 過酷事故が起きると対応には時間がかかるため、明らかに欠陥商品だ」と指摘。規制体制も信頼できないとして、軽水炉の利用を中止すべきだとした。 国や福島県は、各自治体の除染活動の成功、失敗例を「共有化して効率よく進めるべきだ」と強調した。 |
<メガソーラー>「塩漬け」の工業団地に脚光 景気低迷の影響などで“塩漬け”になってきた全国の工業団地を活用する動きが広がっている。 工場を誘致できずに不良資産化した工業団地の処理に頭を悩ませてきた地方自治体関係者からは「この好機を地域経済再生の活路にしたい」との声が上がっている。 太陽光の場合、7月から1キロワット時あたり42円での買い取りが始まっており、ソフトバンクなど大手企業が事業への進出を加速させている。 地元ガス会社が主導するメガソーラー(2025キロワット)の建設が決定。13年3月稼働予定で、 同町には年間約600万円の土地の賃料や、5000万円程度の固定資産税(20年間稼働を想定した試算)が入ることになった。 同町は「年間約60億円の予算規模の町にとっては税収増だけでも大きい」(総合政策課)と話す。 ソフトバンクとシャープが進出した。造成工事などに40億円強かけ、約15年前に分譲を始めたが、 47万平方メートルの約6割(27万平方メートル)が空いたままだった。 再生可能エネルギー拠点への“変身”を期待する。 06年に造成された同団地は、産業廃棄物の埋め立て地だったため地盤が弱く、大型工場建設には深いくいを打つ必要があるなどコスト高が難点だった。 、東京ドーム3200個分の約1億5000万平方メートルが未利用のまま。同センターの高野泰匡(やすまさ)産業立地部長は「 長年使われず不良資産となった土地にとっては、メガソーラーが有効な活用方法になる」と指摘した。 13年3月末には130万キロワットまで膨らむ見通し。中でも、発電容量の大きいメガソーラーへの期待度は高い。【竹地広憲】 日本の新電力体制に寄与するなら当時の関係者はもって瞑すべしだろう。 |
NTTグループ、マンション向け電力サービスを本格的に開始へ フジテレビ系(FNN) 8月26日(日)17時7分配信 NTTグループが、家庭用の電気料金を節約できるマンション向けの電力サービスを本格的に始めることがわかった。 NTTファシリティーズは、新電力会社から調達する企業向け電力をマンション向けに供給し、時間帯によって料金が変動する制度を取り入れる。 昼と夜の料金差は最大2.5倍で、安い夜間の利用をうながすとともに、利用者は昼の利用を減らすことで、電気料金が値引きされる仕組み。 すでに2011年7月から3,000世帯で実験的に運用を始めていて、平均2割程度、料金節約の効果があったことから、本格的なサービス開始を決めた。 今後、対象をおよそ2万世帯に広げるほか、3年で10万世帯に電力を供給することを目指している。 |