(画像は伊予の燧灘ーひうちなだ)
新入社員の3か月にわたる愛媛県新居浜市での工場実習が終わり、阿智胡地亭はそのまま工場の業務係に正式配属された。
配属されてほぼ一年が経って仕事にも慣れてきた頃、ベテランの直属の上司の係長と仕事上のやりとりをしていたらその途中で
「○○○○よ、お前は いよいよ へらこいやっちゃ ネや」と言われた。
生まれてはじめて「へらこい」という言葉を聞いたから意味はわからなかったが、その語感から いい意味ではないなと思った。
工場の独身寮に帰って地元出身clickの先輩に「へらこい」ってどういう意味ですかと聞いたら「ずる賢い」という意味やと即答された。
それから3か月くらいして 同じ係長と仕事の話でやりとりをしていたらその途中で
「○○○○よ、お前は いよいよ のぶそなやっちゃ ネや」と言われた。
やはり初めて聞いたので意味はわからなかったが語感とその場の雰囲気で 同じように いい意味の言葉ではないなと思った。
寮に帰ってやはり地元出身clickの友人に「のぶそな」ってどういう意味と聞いたら「態度が大きいとか生意気な」という意味やと。
そして、そんなこと言われたんか、なにをしたんやと心配してくれた。 後で知ったが漢字で書くと「野風増」と表記するらしい。
新入社員に対してこんなことを言うなんて、長い間 自分は会社勤めの最初から 今で言うパワハラ上司に仕えたんだと思っていたが、
最近ふと こんな言葉をかけなければならない新人の部下を持たされた係長の方が お気の毒だったのかもと思うようになった。
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