下の本は 生物学者の福岡伸一さんが初めて書いた小説だ。読みやすく面白くて すぐ読んでしまった。
ドリトル先生とダーウィンがガラパゴスで出会うという山場の設定も面白いが
ドリトル先生がイギリスからガラパゴスに辿り着くまでの奇想天外な空路が面白い。
寺島実郎さんは世界各地で多くの現場を踏んだ元商社マンの思索者にして語る人でもある。
読み始めたが 終わりまでたどり着くその過程が楽しみだ。
トップの2冊のうち 右の本は 五木さんと大塚さんの戦時の青少年期から戦後生き延びてきた体験のやりとりの対談を読んでいくと
お二人が過ごした戦争体験は過酷という言葉も生やさしくて使えないほどの内容だった。
大塚初重さんという考古学者のことは 全く知らなかったが 週刊新潮の五木さんのエッセイ「生き抜くヒント」の中に
大塚さんへのリスペクトと その死を悼む真摯な言葉があって、この本の書名を大切に挙げていたので、
すぐに図書館から借り出して読んだ。沢山の人に読んでもらいたい 忘れてはいけない日本庶民の現代史でもある。
但しお二人は「弱きももの」では決してない。運の強さもあったかも知れないが 生命力も凄い二人だと思った。
トップの左の本は まだ開いていないが
⇒ あなたが「思っている」と思っていることは、全部でっちあげだった!
「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。
心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。
だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。
「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。
わたしたちの脳は、思考や感情や欲望を「その瞬間に」生み出している……行動の理由も、政治的信念も、そして恋心さえも。
本書が紹介する数々の驚くべき実験結果を目にしたとき、そのことを疑うことはもはや不可能になる。
世界はどのように存在し、自分はどんな人間であるのか―それも、脳がもつ途方もない即興能力によって創り出されるフィクションなのだ。
認知科学をリードする世界的研究者が"脳と心"の秘密を解き明かす、超刺激的論考!
という本の紹介文を読んでしまったからには 借出すしかなくて借りた。
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