これからきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」(BWV228)です。ヘレヴェーゲのモテット集には新旧2種がありますが、選んだのはブログ初期のころきいていた、1985年録音の「J.S.Bach - Motets」から。管弦楽および合唱は、シャペル・ロワイヤルとコレギウム・ヴォカーレ・ヘントです。「恐るるなかれ」は、二重合唱、弦楽と通奏低音のための葬儀用モテット。かつてはライプツィヒで1726年に初演されたとみられていたのですが、様式的な分析から、ヴァイマールですでに作曲していたとする説が提唱されています。
CD : HMC 901231(harmonia mundi)