今週きいていくのは、アルカディ・イヴァンニコフの「J.S. Bach: Guitar Transcriptions」(Brilliant Classics 96568)です。イヴァンニコフは1959年生まれのロシアのギター奏者(兄のパーヴェルもギター奏者)。2017年に録音されたアルバムには、リュート(あるいはチェンバロ)、ヴァイオリン曲をギターのために編曲した6曲が収録されており、ここではそれらを収録順に楽しみます。まずきくのは、変ホ長調ののプレリュード、フーガとアレグロ。原曲には「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」という表記があり、ふつうはリュートやチェンバロで演奏されます。イヴァンニコフはちろんギターでの演奏です。