前橋汀子が2017年と2018年に録音した「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全曲」(Sony Music Labels SICX 10006)。今週はこのアルバムから収録順=番号順こきいており、これから楽しむのはパルティータ第2番です。同パルティータは有名なシャコンヌ(チャッコーナ)をふんでおり、このシャコンヌをふくむ、アルマンド(アッレマンダ)、クーラント(コッレンテ)、サラバンド(サラバンダ)、ジーグ(ギガ)の5つの舞曲からなっています。演奏効果上、複数の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータをプログラムとする演奏会では、同パルティータはプログラムの最後にすえられることが多く、じっさい、前橋の演奏会でもそうされています。