三位一体節後第10日曜日にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「われらより取り去りたまえ、主よ」(BWV101)です。このカンタータの初演は1724年8月13日。カンタータの構成は、第1曲コラール合唱、第2曲アリア、第3曲レチタティーヴォとコラール、第4曲アリアとコラール、第5曲レチタティーヴォとコラール、第6曲二重唱、第7曲コラールという全7曲です。第1曲、第3曲、第5曲、第7曲のコラールは、マルティーン・モラーの同名コラール(全7節)の第1節、第3節、第5節、第7節。ほかの曲も同じコラールからの引用や書き換えで、全詩節コラール・カンタータに準じたものとなっています。ヘレヴェーゲの録音は2016年。管弦楽と合唱はいつものように、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントで、録音には北里孝浩(オーボエ・ダ・カッチャ)が参加しています。
CD : LPH 027(PHI)