毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




先週からエリザベス・ファーの「Music for Lute Harpsichord」を収録順きいています。今日は順番だとBWV1006aなのですが、この作品はこのブログですでにきいているので、つぎのBWV964をこれからきくことにします。このニ短調のソナタは、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV1003」をクラヴィーア用に編曲したもので、編曲はバッハ自身ではなく、「おそらく他者の手による」(『バッハ事典』)ものと推測されています。ファーは、ここでももちろん、リュート・チェンバロで演奏しています。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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エリザベス・ファーのリュート・チェンバロできいているバッハのリュート作品(「Music for Lute Harpsichord」)、これからきくのはト短調のプーガです。このBWV1000は、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001」のフーガを編曲したもののです。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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エリザベス・ファーのリュート・チェンバロできいているバッハのリュート作品、これからきくのはハ短調のプレリュードです。このBWV999の「現存する筆写譜は、鍵盤楽器用に手直しされている可能性がある」(『バッハ事典』)そうで、バッハの弟子(あるいはバッハも)がクラヴィーアで演奏していたかもしれません。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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これからきくのは、エリザベス・ファーのリュート・チェンバロによる「プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調」。このBWV998の「自筆譜のタイトルは『リュートまたはチェンバロのためのプレリュード』」(『バッハ事典』)ということなのですが、「リュートでの演奏は至難」(『同』)とのこと。ここでは、リュート・チェンバロなので問題はありません。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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一昨日からきいているエリザベス・ファー(リュート・チェンバロ)の2枚組のCD、今日きくのはBWV995、BWV996と同じく、リュートのための作品で、BWV997です。このハ短調のリュート組曲(パルティータ)の筆写譜には「『クラヴィーア用』と明記されており、リュートでは演奏できない部分が多い」(『バッハ事典』)とのこと。そうした演奏上の困難も、リュート・チェンバロだと心配なくきくことができます。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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エリザベス・ファーのリュート・チェンバロによる2枚組のCDには、BWV995、BWV996、BWV997、BWV998、BWV999、BWV1000、BWV1006a、BWV964、BWV990が収録されています。このうち、BWV1006a(2010年)とBWV995(昨日)はすでにききましたが、ほかの作品もせっかくですので、収録順にきいていこうと思います。今日きくのは、BWV996で、昨日のBWV995と同じく、これもリュートのための組曲。ただし、筆写譜には「ラウテン・ヴェルクのため」とあり、リュート・チェンバロの演奏のほうがふさわしいといえるかもしれません。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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今日のバッハは、昨日きいたBWV1011(無伴奏チェロ組曲第5番)つながりで、BWV995(BWV1011から編曲)をリュートではなく、エリザベス・ファーのリュート・チェンバロできこうと思います。ファーの演奏は、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番のリュート稿(BWV1006a)をすでにきいていますが、このBWV995もそれと同じCDに収録されたものです。なお、リュート・チェンバロはキース・ヒル製作の楽器です。

CD : 8.570470-71(NAXOS)

8.570470-71

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ヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラの最大の利点は、奏者がチェロとちがって自由に動けるというところ。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネを、すべて腕と肩でささえてひけるということになれば、そのアンサンブルは、たとえば歩きながらでも演奏できるということになり、ルイ14世の「24のヴィオロン」もそういうものだったかも、と想像してみたりします。王にしたがい歩きながら、また王の行くところどこでも、演奏できたということになります。映画「王は踊る」(音楽はムジカ・アンティクヮ・ケルンが担当)でも、そうしたシーンがあればおもしろかったのですが。

そんな愛好家の夢想はさておき、ヴァイオリン奏者にとっても、ヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラ、奏者としての領域をひろげる夢のような楽器だといえるでしょう(さらなる検証と実践が必要だとしても)。いわゆる古楽系ではないヴァイオリン奏者もスパッラに手をだしはじめているようで、YouTubeでもセルゲイ・マーロフ Sergey Malov の演奏を視聴できます(最大1080pの映像で音も良好。「Sergey Malov plays Violoncello da spalla.」で全4本)。マーロフの楽器もシギスヴァルト・クイケンや寺神戸亮の楽器と同じく、ディミトリー・バディアロフ製作の楽器です。



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2012年もはや3月。正月を迎えてから、何もしていないうちに二月がすぎてしまった感じです。今日はまだ春らしいとまではいえないのですが、それでも寒さを感じることはなく、ずいぶんすごしやすくなってきています。週間予報では、天気はあまりよくないものの、最高気温が10度をこえる日が多くなるようで、春はゆっくりですが、着実に近づいてきています。

さて、シギスヴァルト・クイケンのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラできいてきた無伴奏チェロ組曲、すでに第6番は2010年7月にきいているので、のこるはこれからきくハ短調の第5番のみです。このBWV1011は、フランス風序曲の形式のプレリュードにはじまる、「真摯かつ雄大な作品」(『バッハ事典』)です。全曲は、リュートのためのBWV995に編曲されています。

CD : ACC 24196(ACCENT)

ACC 24196

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