先日、YouTubeをうろうろしていたら、よい動画をみつけましたので報告(といってもご存知のかたもいらっしゃると思いますが)。紹介するのは、バッハのカンタータ「汝なんぞ悲しみうなだるるや」の第7曲(コラール)で、これをフランス・ブリュッヘンがオーケストラ用に編曲したものです。2014年8月19日の葬儀には、18世紀オーケストラのメンバーにより、そのコラールが演奏されたということ。ぜひききたいと思っていました。
紹介するのは、2014年10月24日のユトレヒトでの演奏会(前半)を録画した動画。ダニエル・ロイス(ダニエル・レウス)指揮の18世紀オーケストラとカペラ・アムステルダムによるモーツァルトのハ短調ミサ曲が演目ですが、そのまえにブリュッヘンの追悼として、18世紀オーケストラのメンバー(山縣さゆりと森田芳子の顔もみえます)のみでコラールが演奏されます。動画(11月3日公開)はチャンネル「AVROTROS Klassiek(AVRO Klassiek)」にあります。
なお、葬儀についての出典は、若松夏美「追悼 フランス・ブリュッヘン フランスの思い出」(「古楽情報誌アントレ」2014年10月号)です。