毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




顕現節後第2日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「わがため息、わが涙は」(ARCHIV PRODUKTION 439 369-2)です。このカンタータは1726年1月20日の初演。全6曲からなり、第6曲のコラールのほかは独唱曲のみで構成されています。リヒターはその録音(1971年)にあたって、編成されたフラウト(リコーダー)を、フルートではなく、そのままリコーダーを採用。フルートでは独特の音響世界が表現できないと思ったからでしょうか。同じく編成されているオーボエ・ダ・カッチャはイングリッシュ・ホルンで代用させています。また、第3曲のコラールは合唱団に歌わせています。

439 369-2

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ミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)。この1986年に撮影された映像を、今週は番号順(収録順)に楽しんきました。今日は第6番で、これをもってマイスキーの無伴奏チェロ組曲を視聴しおえることになります。ここまでの感想はというと、すぐれた演奏でもあっても、個人的な趣味からは遠い、ということにつきるかと思います。マイスキーの経歴をその姿に投射して視聴すれば、もっと感動を味わえるのかもしれませんが。

00440 073 4337

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ミッシャ・マイスキーが1986年に撮影した無伴奏チェロ組曲(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)。今週はこの映像作品を、番号順(収録順)に楽しんでいるおり、これから視聴するのは第5番です。この第5番にはリュート編曲もあり、個人的にはその編曲のほうが好みです。

00440 073 4337

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今週は、ミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲を楽しんでいるのですが、その芸術性は高くとも、やや重苦しく感じることもたしか。そこで、お昼の休憩には何か軽いものでも、と思い、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのヘ長調のチェンバロ協奏曲をきくことにしました。音源は、ガイ・ペンソンとパウル・ドンブレヒト指揮のイル・ フォンダメントによるCD(RICERCAR RIC297)で、1996年の録音。チェンバロと13人編成の弦楽アンサンブルによる音楽は、お昼のくつろいだひと時をすごすのにぴったりです。

RIC 297

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ミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)を、番号順(収録順)に楽しんでいる今週。今日からはその後半で、第4番です。いつもきいているピリオド楽器での演奏とちがい、マイスキーは体を左右に揺らしながら力演し、チェロから輝かしい響きをひきだしています。

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今週のバッハは、ミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)を視聴しています。1986年に撮影された映像は、いまとなっては鮮明とはいえませんが、ロケーションもよくて、なかなか楽しめます。今日の第3番で半分ということですが、ここまで視聴してきてわかったのは、想像していたとおりの長いスラーによるレガートによる演奏だということ。アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜には、長いスラーはつけられていませんし、新旧全集もそうです。マイスキーが学んで暗譜した出版譜が、たまたまそういう楽譜だったのか、あるいはマイスキーの判断でそうしたのかは判然としません。近年のマイスキーがどんなアーティキュレーションで演奏しているのか、興味があるところです。

00440 073 4337

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昨日から楽しんでいるミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)。このディスクは1986年に撮影されたもので、いまのところマイスキー唯一の無伴奏チェロ組曲映像作品です。これを収録順(番号順)に視聴しているので、今日は第2番ということになります。なお、撮影は、アンドレーア・パッラーディオの手になるとされる、ノルデアのカルドーニョ別業でおこなわれており、映像からは壁画などの美術作品も楽しめます。

00440 073 4337

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今週は、いつもと趣向を変えて非ピリオド楽器のバッハをきいていくことにします。音源は、ミッシャ・マイスキーによる無伴奏チェロ組曲全曲の映像(Deutsche Grammophon 00440 073 4337)で、1986年の撮影です。マイスキーの無伴奏チェロ組曲にはほかに、1984、85年の録音と、1999年の録音があり、これからみていく映像は、1回目の録音の直後に撮影されたということになります。収録はイタリアのカルドーニョでおこなわれたセッション録画で、ライブではなく、第1番から番号順に収録されています。今日からこれを収録順にみて(きいて)いきます。

00440 073 4337

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顕現節後第1日曜日にきくのは、マルセル・ポンセールとイル・ガルデリーノ(OVPP)による「いと尊きイエス、わが憧れよ」(全8曲)です。このBWV154は、1724年1月9日初演されたカンタータ。降誕節明けということもあってか、編成もつつましく、2部のオーボエ・ダモーレに弦楽と通奏低音というものとなっています。なお、オリジナル・パート譜に、ヴァイマール時代の用紙がふくまれているため、「作品の少なくとも一部は、ヴァイマル時代の旧作からの転用と思われる」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : Passacaille 956(Passacaille)

Passacaille 956

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フランスのチェンバロ奏者、マルタン・ジェステルによるパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)。先週から、2013年録音アルバムを番号順(収録順)に楽しんでおり、これからきくのは最後のホ短調の第6番(BWV830)です。トッカータにはじまるこのパルティータでも、その舞曲のキャラクターをあらわすように、フランス語とイタリア語が混在していて、バッハによる趣味の混淆が楽しめます。ジェステルが弾く美しい響きの楽器は、マティアス・グリーヴィッシュの手になるチェンバロで、ミヒャエル・ミートケの二段鍵盤にもとづいたものです。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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マルタン・ジェステルのチェンバロできいているパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)。マティアス・グリーヴィッシュの手になる1999年製のチェンバロ(ミヒャエル・ミートケの二段鍵盤による)の響きも美しくとらえれており、ジェステルの演奏ともども、とても楽しめます。これからきくのは、軽妙な味わいがあるト長調の第5番(BWV829)。華麗そのものの第4番にくらべると、ぐっと家庭的な雰囲気があります。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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フランスの奏者マルタン・ジェステルが2013年に録音したパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)。これを先週から番号順(収録順)に楽しんでおり、今日きくのはニ長調の第4番です。このBWV828、6曲中の後半のはじまりをあらわすかのように、冒頭には華麗なフランス風序曲がおかれ、これに舞曲が続きます。フランス語表記の舞曲がならぶ中、中心におかれたのはアリア(イタリア語)。ちょっと道化の踊りのようでもある曲で、つぎのサラバンドとはじつに対照的です。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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降誕節をしめくくる顕現節(1月6日)にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「人々シバよりみな来たりて」です。このBWV65は、1724年1月6日に初演されたカンタータ。ホルンの牧歌的な響きに彩られ、祝祭的な気分に満ちています。

CD : SDG 174(SDG)

SDG 174

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マルタン・ジェステルのチェンバロできいているパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)、これからきくのはイ短調の第3番です。このBWV827での舞曲の表記は、フランス語によるアルマンド、サラバンド、ジーグ、そしてイタリア語によるコッレンテ、ブルレスカ、スケルツォがまざっています。バッハはそれぞれの舞曲の素性にもとづき作曲し、表記によってもちがいを明白にしようとしたのかもしれません。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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先週からききはじめたマルタン・ジェステル(チェンバロ)によるパルティータ、今週も残る5曲を続けてきいていきます。今日これから楽しむのはハ短調の第2番。マティアス・グリーヴィッシュの手になる1999年製のチェンバロは、じつに冴えざえとして美しく、録音(2013年)もこれを鮮明にとらえています。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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