毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




新年後第1日曜日にきくのは、シギスヴァルト・クイケンたちによる「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」です。このBWV58は、1727年1月5日に初演されたカンタータで、「対話曲」と表記されているように、ソプラノとバスの二重唱でつづられていきます。独唱は、ソプラノのナンシー・アージェンタにバスのクラウス・メルテンス。アンサンブルはラ・プティット・バンドで、メンバーには寺神戸亮(ヴァイオリン)、近藤倫代(ヴァイオリン)、赤津眞言(ヴィオラ)、鈴木秀美(チェロ)、北里孝浩(オーボエ)といった、日本人演奏家の名もみられます。録音は1993年です。

CD : ACC 9395 D(ACCENT)

ACC 9395 D

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今日から来週にかけてきくのは、マルタン・ジェステルによるパルティータ。ジェステルは、フランスの指揮者、鍵盤楽器奏者で、ピリオド楽器のアンサンブル、ル・パルルマン・ド・ミュジークの創設者。アルバム「Clavier-Übung 1 6 Partitas」は2013年の録音で、これを今日から番号順(収録順)にきいていきます。使用楽器は、マティアス・グリーヴィッシュが、ミヒャエル・ミートケの二段鍵盤のチェンバロをもとに、1999年に製作したチェンバロ。これからきくのは、変ロ長調の第1番(BWV825)で、のどかな正月にきくには、ぴったりの音楽かもしれません。

CD : Lidi 0101266-14(Ligia Digital)

Lidi 0101266-14

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元旦の京都は、おだやかな天気に恵まれました。路面が濡れているので、未明にでも時雨れていたのかもしれませんが、いまは雲もなく青天がひろがり、東の空には白い月が浮かんでいるのがみえています。さて、元旦にきくのは、トン・コープマンたちによる「イエスよ、いま讃美を受けたまえ」です。このBWV41は、1725年1月1日に初演された、全6曲からなるコラール・カンタータ。長大な第1曲のコラール合唱では、3本のトランペットとティンパニが華々しく鳴り響き、その中でコラールが歌われていきます(とちゅうテンポや編成に変化も)。終曲(第6曲)のコラールでも、3本のトランペットとティンパニの同じ動機が行間にはさまれ、カンタータに統一感をもたせつつ、力強く曲が閉じられます。

CD : CC 72211(Challenge Classics)

CC 72211

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