今日これからきくのは、セルダム・セネ(セルダム・シーン)による「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)。セルダム・セネは、昨日まできいていたフルート・アロー!と同じリコーダー・アンサンブルで、2009年、アムステルダム(オランダ)で結成されました。メンバーは、シュテファニー・ブラント、ルース・ダイソン、エーファ・ゲマインハルト、エスター・グレンレール、マリヤ・マルティネス・アイェルサの5人で、共通の師はポール・レーンホウツ。おそらく、その関係がセルダム・セネ結成につながったと思われます。「ゴルトベルク変奏曲」は2017年の録音で、リコーダー五重奏用の編曲はアイェルサがおこなっています。
ところで、セルダム・セネはYouTubeにチャンネル(Seldom Sene)をもっており、アンサンブルの紹介や、タリス、ビクトリアなどの美しい演奏の動画を視聴することができます。いくつかの動画の中でも抜群におもしろいのが、「Vivaldi on school instruments with Seldom Sene & Matthias Havinga」。音楽はヴィヴァルディの作品3第10番第3楽章で、ソプラノ4本、テナー1本、そしてキーボード(マティアス・ハヴィンガ)での演奏。チープな(みんな吹いたことのあるプラ管の)リコーダーから、躍動する音楽がきこえてきます。これを小学校でやったら、バカウケまちがいなしでしょうね。
CD : 95591(BRILLIANT CLASSICS)