毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今朝これからきくのは、桒形亜樹子によるプレリュードとフーガ第10番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)です。外はまだわずかに暗く、このBWV855の気分にはあっているかもしれません。フーガは2声で、「平均律」ではこれだけです。録音は2017年。使用楽器は、ジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ(ヨハネス・ルッカースの1638年製にもとづく)です。

File : dw-20002-3(dream window)

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これからきくのは、桒形亜樹子のチェンバロで、プレリュードとフーガ第9番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)。このBWV854、なんどかほっとさせてくれる楽曲なのですが、プレリュードもフーガも演奏時間にして2分に満たず、もうちょっときいていたい気分になってしまいます。使用楽器は、ヨハネス・ルッカースの1638年製にもとづく、ジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ。録音は2017年です。

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これからきくのはプレリュードとフーガ第8番(BWV853)。昨日とは一転して、今日は屋内外とも光輝に満ちていますが、こんな日にきくには第8番はちょっと暗めかもしれません。とはいえこの第8番、プレリュードもフーガも情趣があり、楽しめることはたしかです。演奏はこれまでどおり桒形亜樹子のチェンバロ(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)。使用楽器はジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ(ヨハネス・ルッカースの1638年製)で、録音は2017年です。

File : dw-20002-3(dream window)

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先週からきいている、桒形亜樹子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、今週は第7番から第12番までを楽しみます。これからきくのはもちろん第7番(BWV852)。この第7番のプレリュードは、それだけでプレリュードとフーガになっていて、続くフーガとあわせれば、演奏時間にすると35秒ほどのプレリュードに、対照的な主題のフーガが2曲連なるような、めずらしい構成になっています。使用楽器はこれまでと同じく、ヨハネス・ルッカースの1638年製による、ジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ。録音は2017年です。

File : dw-20002-3(dream window)

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今日は顕現節後第5日曜日にあたるのですが、この日のためのカンタータは伝承されていません。そのため、今日はカンタータではなくミサ曲をきくことにします。きくのは、リチェルカール・コンソートによるト短調のミサ曲。このBWV235は、キリエ(1曲)とグローリア(5曲)の全6曲からなくミサ曲で、すべてがカンタータからの転用です。原曲は、第1曲がBWV102第1曲、第2曲がBWV72第2曲、第3曲から第6曲がBWV187の第4曲、第3曲、第5曲、第1曲となります。リチェルカール・コンソートは歌唱部を各声部一人のOVPPで録音しており、オーケストラには秋葉美佳(ヴァイオリン)が参加。録音は2009年です。

CD : MIR 102(MIRARE)

MIR 102

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今週きいているのは、2017年に録音された桒形亜樹子の「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。第1番から番号順にきいており、これから楽しむのはプレリュードとフーガ第6番(BWV851)です。この録音においては、桒形のテンポ設定や音律についても興味深いのですが、ジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ(ヨハネス・ルッカースの1638年製による)の響きもききどころのひとつ。チェンバロの響きが冴え冴えと、じつに美しく、鮮明にとらえられています。

File : dw-20002-3(dream window)

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これからきくのは、桒形亜樹子のチェンバロで、プレリュードとフーガ第5番(BWV850)(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)です。この第5番、くつろいだ雰囲気ながら、それだけではない陰影のあるプレリュードに、朝日のような輝きのあるフーガが続きます。桒形が弾くのは、ジョエル・カッツマンの2001年製(ヨハネス・ルッカースの1638年製にもとづく)のチェンバロ。録音は2017年です。

File : dw-20002-3(dream window)

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まえまえから紹介しようと思っていた日本チェンバロ協会の年報。いまきいている桒形亜樹子が2017年の創刊時に副会長を務めていたことでもあり、そろそろ投稿すべき時期がきたようです。年報は2017年の発刊(アルテスパブリッシング)。創刊号のつねとして、会長の久保田慶一のあいさつにはじまり、小林道夫のインタビュー、フローベルガー生誕400年にちなんだ論文が3本など、152頁の充実した年報となっています。ちなみに、個人的には、「ジローラモ・フレスコバルディは献呈相手をどう選んだか(副題省略)」(大岩みどり)を、いちばん興味深く読みました。ともかく、こうした年報が発刊されるということは、一愛好家としてもうれしいかぎり。すでに年報は2018年のものも発刊されていますから、これが2019年、2020年と、ずっと続いていくよう期待したいところです。

日本チェンバロ協会 年報 2017 創刊号

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桒形亜樹子のチェンバロできいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。これから楽しむのは、プレリュードとフーガ第4番(BWV849)です。桒形の第1巻は、まだかけ足できいたていどなので、情趣のあるプレリュードはもちろん、お気に入りの5声のフーガもじっくり楽しもうと思います。使用楽器は、ジョエル・カッツマンのチェンバロ(2001年)。録音は2017年です。

File : dw-20002-3(dream window)

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これからきくのは、チェンバロ奏者桒形亜樹子によるプレリュードとフーガの第3番(BWV848)。同曲は、桒形が2017年に録音した「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」(桒形の訳では「巧みに音律調整された鍵盤楽器[曲集]第1巻」)に収録されたもの。これを一昨日の第1番から番号順に、毎日一曲ずつ、4週にわたってきいていく予定で、今日は第3番というわけです。

このアルバムにからんで、YouTubeには、「深田晃/桒形亜樹子『J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻』アルバムリリースに寄せて」というチャンネル「naxos japan」のあいさつ動画が投稿されています。よりくわしい情報は、「【インタビュー】人気エンジニア・深田晃自主レーベル第2弾はJ.S.バッハ『平均律クラヴィーア曲集』」という記事があります(e-onkyomoraに同文が掲載)。一読をおすすめします。

File : dw-20002-3(dream window)

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昨日からききはじめた、桒形亜樹子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」(桒形の訳では「巧みに音律調整された鍵盤楽器(曲集)第1巻」)。このアルバムを番号順(収録順)にきいていくので、今日きくのはプレリュードとフーガ第2番(BWV847)です。「テンポ設定の見直し」をおこなった第1巻の録音(2017年)では、第2番のプレリュードもその「見直し」に入っており、はじめの24小節は、ほかの演奏にくらべるとゆったりめのテンポがとられています。同じようなテンポだと、コリン・ティルニー(クラヴィコード)によるものがありますね。なお、使用楽器はジョエル・カッツマンの2001年製のチェンバロ(ヨハネス・ルッカースの1638年製にもとづく)です。

File : dw-20002-3(dream window)

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今週から4週にわたってきいていくのは、チェンバロ奏者桒形亜樹子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」です。音源は、録音エンジニア深田晃の自主レーベル「dream window」から発売されたもので、2017年の録音です。同年におこなわれた演奏会(桒形亜樹子 チェンバロリサイタル2017)のリーフレット(「拝聴!バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 全曲演奏会 」に掲載)には、表面に「平均律クラヴィア曲集第1巻」、裏面(おそらく)には「巧みに音律調整された鍵盤楽器(曲集)第1巻」とあります。裏面の表題だと訳語として正しくとも、演奏会や録音での販売に影響がでるとの、「巧みな」判断なのでしょう。桒形の苦心がうかがえます。それはともかく、今日からこのアルバムを番号順(収録順)にきいていくこととし、まずはプレリュードとフーガ第1番を楽しみます。

File : dw-20002-3(dream window)

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今日の日曜日は顕現節後第4日曜日ですが、伝承されたこの日のためのカンタータは2曲(BWV14とBWV81)のみ。そこで来年以降のことも考え、今日は代わりにマリアの潔めの祝日(2月2日)のためのカンタータ「われは満ち足れリ」をきくことにします。多数ある録音から選んだのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによるものです。バス独唱はピーター・ハーヴィで、管弦楽はいつものように手兵のイングリッシュ・バロック・ソロイスツ。ただし、もうひとつの手兵である合唱のモンテヴェルディ合唱団は登場しません。このBWV82は、アリア、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、アリアという構成で、合唱曲がないためです。録音は2000年で、自主レーベルのSDG(Soli Deo Gloria)ではなく、アルヒーフのもとでおこなわれた「バッハ・カンタータ巡礼」シリーズの1枚です。

CD : 463 585-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 585-2

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今週きいてきたのは、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」。このアルバムをはじめてきくときは、ゴツゴツ、ガリガリした演奏を想像していたのですが、じっさいはその想像とはちがい、さりげなく、こまやかな神経のかよったものでした。昨年12月にきいたジュリアーノ・カルミニョーラとくらべると、ドイツの奏者らしく、アーティキュレーションの硬さはありますが、音楽は過度に緊張感を強いるものではありません。これからきくのはパルティータの第3番(BWV1006)。ここでの舞曲は、もう少し柔軟性がほしい気もしますが、まずまず楽しめます。録音は2017/2018年。使用楽器は、パオロ・アントーニオ・テストーレのヴァイオリンです。

CD : AP176(Aparte Music)

AP176

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今日もきくのは、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツが2017/2018年に録音した「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」。今週はこれを番号順(収録順)にきいており、これからきくのは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)です。昨日までのパルティータやソナタと同じく、じつにすっきりした演奏。アダージョではわずかに即興的な装飾を入れたり、フーガのとちゅうでの減速などがありますが、全体としては虚飾を排した演奏といえると思います。といっても、宗教的というわけではありません。

CD : AP176(Aparte Music)

AP176

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