大相撲夏場所8日目
●里山(4-4)<押し出し<○海鵬(4-4)
●旭南海(2-6)<押し出し<○猛虎浪(3-5もうこなみ )
=========ソクホー 16:03
8日目里山の相撲
はっきよい!
「低くいった里山」
「前へ出る」
「押し合い」
「引いた」
「押し出し、海鵬の勝ち」
「海鵬、よく体が動いています」
成績の紹介
アナウンサー
「里山が低くは行きましたが、このあとの動きはどうだったですか。」
解説
「そうですね、あの、今日はいっぺんにもっていかれることはないと思ってねぇ、見てはいたんですが、やはり、この、はたかれて、なんかこの、そのあとの流れで、つきおし、・されるというんかね、このパターンの流れで、ちょっと負けてますよね、里山」
=======これよりfiction
「元王子山(おおじさん仮名)の、カイセツのおじゃまださん、あ、失礼、オジヤマさんにも話を伺ってみましょう、オジヤマさん。」
>はい
「昨日の予言には、ここでは触れませんが、里山の今日のこの一番、いかがだったですか?」
>うーn、そうですね。仕方がないですねぇ
「ほー」
>ほーち言わないでいただけますか、相手は海風、もとい、海鵬ですからね。それに今場所幕内に上がった豊真将(ほうましょう)は、里山の同期のライバルですし、あと十両には 琉鵬(りゅうほう)、寶智山(ほうちやま)、 光法(こうぼう)という力士もいますからね。
「ホー」
>まあ、あれですね、立ち合い、低く出て、踏み込むまでは、いいんですがね。そのあとですね、問題は。
相手のふところ深くもぐり込んで、サッと前褌を取るなり、もろ差しで相手を起こしながら、引き付けておいて土俵際へ追い込むという、一連の動きが、この三番、見られませんね。
「ハハー」
>相手を起こす圧力ですね、いわゆるひとつのPressureですね。これに対して相手が上から、反撃に出ようとする力、これですね、この相手のPressureを利用しながらのね、下、あるいは横へといなすと、こおいった動きのあとですね、里山らしい早い動きの突き押しで、一気に相手を突き放すと、これまでの、こういった勝ちパーターンが見られませんね。里山の過去6場所30取組18勝の決まり手のうち50%が押し出しですね。投げ技は、わずかに一回しかありません。ですからね。昨日も申し上げましたが、まー、これは、ちみつなデータに裏づけされているわけです。ハ~イ。
「ほっほうー、なかなかスルドイゴシテキですねぇ」
>はい、今日の一番でも、海鵬はまわしを与えませんでしたね、逆に里山はつっぱられ、土俵中央で、いなされてしまいました。だから、ほっほうー、ほっほうー、ち言わんでいただきたい。
「なるほど、で、里山の三連敗の原因はなんでしょうか」
>そおーですね、ま、バルトがね、稽古相手ですが
「ハハ、」
>今日はそのおー、母の日でしてね、把瑠都(バルト)のお母さんが、エストニアのラクヴェレ県からいらしてまして、国技館の二階席から、千秋楽まで、相撲を見ているんですが、まあ、怪物、把瑠都もね、お母さんの前では、テレ屋さんですから、母の日のプレゼントはなんですか?と聞きましたらね、「勝つことです」というもんですからね、まあ、里山ともね、一生懸命稽古しているわけですよ。はい。
「ええ、え、それは、私どもが昨日、皆さんにご紹介したわけなんですが」
>ああ、そおでしたか、まあ、それで、今日の嘉風(よしかぜ)戦の押し出しですね、あれは、すごかったですね。上位陣を震撼させましたね。
あの、突き放しの前の、軽いいなしですね、これですね、これはね、たぶんですね、里山から伝授されたものだろうとおもいますよ、はーい。
「そーですか、オジヤマさんは誰よりも早く、把瑠都の台頭を予言したと、ご自分ではお考えですよね」
把瑠都
柔道の、エストニアジュニアチャンピオンの実績。エストニアでは来日前酒場の用心棒も努めたことがあるという異色の経歴も。また、語学に堪能でドイツ語、ロシア語、英語、エストニア語を話すことができるという。史上二番目のスピード出世で、現在、大銀杏(おおいちょう)が結えない。
ブロンドヘアのコーカソイドであり、どのように大銀杏(おおいちょう)を結うのか注目されている。
>はい、そうです。体格197センチ、172キロ、昭和59年生まれの21歳、ですね、それからあの怪力に加えて、体の大きな外国人力士にはめずらしい、足腰の柔らかさですね、これに、里山から伝授された相撲のうまさが加われば、鬼に金棒以上ですね、ま、今場所の優勝は間違いありません。
「ほー、また予言なさいますか、じゃあ、里山の明日からの三連勝も予言なさいますね」
>はい、もちろん。
「そおですか、そおいたしますと、これは、明日からが、ヒジョーウニまた楽しみと、いうことになりますね」
>そおー、ですね、そおなります。ハイ
======これにて、本日のフィクション終わり