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大相撲3日目、里山、三度目の同郷対戦を制す。旭南海、「明日へつながる相撲」

2006年05月09日 | スポーツ

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大相撲5月場所3日目

○里山(3-0)>叩きこみ>●旭南海(0-3)

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東京は三日続きの曇り空になりました。
国技館の屋根は薄緑色、白い空です。
最高気温は平年より3度低い18度8分。初夏というより、このまま梅雨に入ってしまうのでしょうか、というお天気。

三度目の「同郷対決」、先場所に続き、里山が制す

===先場所の対戦を見る
2006.03.19
大相撲8日目、里山(4-4)、全勝の旭南海(7-1)を圧倒

===先々場所の対戦を見る
2006.01.11
大相撲初場所四日目、旭南海、里山下し四連勝
 

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初日、2日目と低い立合い、
相手のふところ深く潜り込んで前へ出る相撲が、思い通りに決まって波に乗りたい里山。

二連敗スタートとなった旭南海、先輩としての意地もある、今日は白星が欲しいところ。

両者、低い立ち合いからのうまい相撲が持ち味。当たった後の相撲の展開がなかなか予測が難しそうな「解説」。

さあどうなるか。

相手の攻撃をうまくかわしながらいつの間にか自分の相撲にもっていく旭南海の相撲のうまさは、天性のものだろう。十両ではその右に出るものはいない。幕内でも十分に通用する技だ、と思う。

========時間です。

さしもの里山も、今日はもぐり込めず攻めあぐむ。
両者低い姿勢で頭を付け合い、我慢がまんの長い相撲。

先にしかけたのは里山ではなかった。
より我慢した旭南海だった。

旭南海が里山の左かいなを軽く引いた。なにげないこの動きは、実は見た目よりも大きな効果をうんでいる。そのひとつひとつをブンセキしてみた。
旭南海自身も、ワっと驚くかも知れない。

相撲全体の間合いを読んで、里山のアゴが上がった瞬間を見据えたタイミングとそのあとの一気の攻勢への流れ。それはswingだ。
このソフトな流れこそが、旭南海の真骨頂です。これが読めたらあなたは旭南海通です。
今日の相撲のポイントはここです。DVDをお持ちのかたは、ぜひ見てほしいのでR。そうすれば旭南海のうまさの秘密はそこにある、ことがわかるだろう。巻き戻して見よ、見ればわかるさ。うーむ。

しまった! 里山あわてて、はたくしかなかった。

「引いたぁー、押し出しー!、(キョク)・・」
「あっ!軍配は、里山に上がっています」

「物言いです。」←向こう正面ラポーター

「ややあって、向こう正面、あさひやま審判の右手が上がりました。」

誰もが旭南海が勝ったと思った一番、VTRで見るとやはり、旭南海の左手が里山の右足よりわずかに早く先についている。正面黒房。

軍配通り、さとぅーやまー。叩きこみの勝ちです。

くやしい、旭南海、しかし「明日につながる一番」解説。
明日からとりあえず3連勝するでしょう。いわゆるひとつの勘です。