奄美 海風blog

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きれいな桜の木があの豪雨でなくなっていた。

2011年12月18日 | 桜の観察

↑ ほかの場所で撮影した写真も含まれています。

↑ この2本の木がなくなっていたのを確認しました。

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本茶峠越えのヒカン桜並木。

奄美大島の桜並木の中でも一番きれいで大きな木だった、この木は豪雨で土砂が流されたのか、なくなっていた。

奄美では本土のようには花見はさかんでないのですが、それでもここの場所は抜群の立地で眺めもよく、木の枝ぶり、花つきもよく、きれいな色、形で、花の盛りにはいつ行っても撮影する人のグループの姿が見られた。あの桜の木はどうなったしまったのだろう。

桜の木の下で写真を撮った。飛び交うたくさんのメジロ。風圧を感じるほどの近くで羽音を聞きながら夢中で上を向いてカメラをのぞいていた。

去年の豪雨以来、通行止めで、見に行くことができなったのですが、名瀬の反対側の龍郷の大勝側から行ってみて、ショック。

これは去年の豪雨で流されたのだろうか。

隣の早咲きの木はまだ開花は見られない。


『西表島フィールド図鑑』  [改訂新版] [単行本]

2011年12月17日 | 本と雑誌

111217_book_iriomote 西表島フィールド図鑑 [改訂新版] [単行本]

横塚 眞己人 (著)

真新しい図鑑を読むには楽しい。

西表島(いりおもてじま)は、奄美と同じ亜熱帯ながら、奄美大島からの距離は鹿児島いや福岡より遠いくらいだ。

西表島は、八重山諸島最大の島で、沖縄県内では沖縄本島に次いで2番目に広く、日本の島では12番目の面積を持ち、人口は約2,000人。

東京23区のおよそ半分の面積(余談だが奄美大島は東京23区よりやや広いということはあまり知られていない)

日本最東端の小笠原諸島南鳥島とは約2時間の時差があり、緯度は、フロリダ半島マイアミ市よりやや南にあたる。

日本も意外と広く、また西表島も意外と大きく高い島なのだ。

島を構成する古見岳(こみだけ、標高469.5m)、テドウ山(標高441.2m)、御座岳(ござだけ、標高420.4m)の三峰は琉球諸島全体の中でも屈指の標高を有し、湯湾岳(標高694m)など山の多い奄美大島に似た地形かも知れない。

図鑑の動植物の写真を見ながら親近感を覚えた。しかし奄美ではみられないより熱帯的な動植物の多くいて興味深い。

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amazon 内容紹介
ネイチャーツアーなどで大人気の西表島に生息する
動植物471種を詳細に紹介した図鑑の改訂新版です。
2004年の『西表島フィールド図鑑』から7年が経ち、学術的な
研究もすすみ、今回の訂正箇所は160カ所を超しています。

また新しく、人気のサガリバナの開花生態や、海草で開花シーズンになると
海一面を白い花で覆うウミショウブの生態を追加、紹介しています。

ビニールの表紙を使っていますので、実際のフィールドに持っていくのに
とても便利です。広げれば約40cm×35cmの大きな地図もついています。
これから旅に行くかた、行って思い出を確かめたい方、西表島ファン、
自然指向の方、必携の一冊です!

登録情報
単行本: 304ページ
出版社: 実業之日本社; 改訂新版 (2011/8/18)
発売日: 2011/8/18
商品の寸法: 18.7 x 12 x 2.3 cm

Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 361,292位 (本のベストセラーを見る)
65位 ─ 本 > 科学・テクノロジー > 生物・バイオテクノロジー > 自然観察
1112位 ─ 本 > 実用・スポーツ・ホビー > アウトドア

西表島フィールド図鑑 [改訂新版] 西表島フィールド図鑑 [改訂新版]
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2011-08-18


タカサブロウ(高三郎)キク科タカサブロウ属の一年草

2011年12月17日 | 植物

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沖縄の図鑑でも花期は夏とされるが、現在公園の空き地に咲いている。

アメリカタカサブロウとの区別は、もっと詳しく観察しないと難しい。一度聞いたら忘れそうにない名だ。

タカサブロウ(高三郎)

キク科タカサブロウ属の一年草。

wiki 水田雑草として多く見られ、その他湿気の多い土地に生える。
タカサブロウという和名の語源については諸説あるが不明。別名はモトタカサブロウ。

アメリカタカサブロウ

現在、日本では南米原産の帰化植物であるアメリカタカサブロウ Eclipta alba も多い。これはかつてタカサブロウと同種とされていたが、種子に翼がない、茎が直立せず基部が這う、葉が細いなどの違いがあり別種とされている。

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分布

日本の本州以南、朝鮮半島、中国、東南アジア、南アジアに広く分布する。日本のものは史前帰化植物ともいわれる。

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花満開 ハマヒサカキ(浜姫榊) and 桃の花もぞくぞく開花中

2011年12月16日 | 植物

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ハマヒサカキ(浜姫榊)ツバキ科ヒサカキ属の常緑小高木 米粒ほどの大きさの白い花。すでに果実になった木もある。

今日のツイート

amami_kaihu_so ちょっと寒いけど、桃の花も咲いている。きょうの名瀬 最低気温(℃)14.3 ←14:32 最高気温(℃)16.8←00:30最大瞬間風速(m/s)(風向)14.1(北)←16:55pic.twitter.com/ABuLToJR 5 hours

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県道79号 大浜の先~知名瀬

今日のツイート

amami_kaihu_so ちょっと寒いけど、桃の花も咲いている。きょうの名瀬 最低気温(℃)14.3 ←14:32 最高気温(℃)16.8←00:30最大瞬間風速(m/s)(風向)14.1(北)←16:55pic.twitter.com/ABuLToJR


桜とパパイア 二本目の早咲き桜 開花

2011年12月15日 | 桜の観察

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二本目の早咲きヒカン桜も開花 龍郷町秋名

ここの場所では、ススキ、ハゼノキの紅葉、シマバナナ、ソテツなどとのショットも楽しめる。

ここの地図 → http://link.ocnmaps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E129.33.29.828N28.26.4.646&ZM=8

wiwipedia 一部 パパイア(パパイヤ、蕃瓜樹、英: Papaya、papaw、pawpaw、学名:Carica papaya)とは、パパイア科パパイア属の常緑小高木である。その果実も「パパイア」という。「チチウリノキ(乳瓜木)」、「モッカ(木瓜)」、「マンジュマイ(万寿瓜)」、「パウパウ」、「ポーポー」、「ママオ」、「ツリーメロン」などと呼ばれることもある

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↑ 一番桜 ぞくぞく開花中 龍郷町秋名

このブログ 2011年12月12日 (月曜日)
桜咲く 2012 一番桜 例年並

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オオシマザクラ百本並木 奄美市名瀬赤崎公園。

春 夏から複数の木で狂い咲きが毎年のように見られる。

あまりに真上を向いているのも、どうかと思う。

wikipedia 抜粋 オオシマザクラ(大島桜)とはバラ科の植物の一種。
春に白色の花を多数つける、野生種のサクラの一種。

丈夫で潮風にも強いことから、庭木や公園等の植林に用いられる。カスミザクラの島嶼型。また、このオオシマザクラは、多くの園芸品種を生み出したサクラでもある。

また、庶民の間で食される桜餅は、このサクラの若葉を塩漬けにした物を使用する。秋の七草のフジバカマと同様の香りがする。

関東以南の島嶼の海岸沿いから山地にかけて多く生育する。特に伊豆諸島に多く、和名の由来となっている。伊豆半島、房総半島にも自生するが、製炭のため持ち込まれたものと言われている。


アコウ(植物) ぎっしり幹生花

2011年12月14日 | 植物

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和名
アコウ、アコギ、アコミズキ
アコウ(榕、赤榕、赤秀、雀榕)

クワ科イチジク属 の半常緑高木

幹は分岐が多い。

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日本では、紀伊半島及び山口県、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生する。日本国外では台湾や中国南部、東南アジアなどに分布している。wiki

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wiki 年に数回、新芽を出す前に短期間落葉する。ただし、その時期は一定ではなく、同じ個体でも枝ごとに時期が異なる場合もある。

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wiwi 5月頃、イチジクに似た形状の小型の隠頭花序を、幹や枝から直接出た短い柄に付ける(幹生花)。果実は熟すと食用になる。

111214_akou_6ガジュマル(クワ科イチジク属)の隠頭花序

【隠頭花序】 wikipedia 「花序」 イチジク形花序(英語: hypanthodium): 花軸の先端が大きく膨らんで壷(つぼ)型となり、その壷の内側面に単性の花を密生するもの。イチジク属。

このブログ 2011年6月 7日 (火曜日)
ガジュマル(クワ科イチジク属)の花粉媒介者イチジクコバチ

このブログ 2008年8月27日 (水曜日)
アコウ イチジク(無花果)属 実の観察


私のマルクス [単行本] 佐藤 優 (著) 文藝春秋 (2007/12)

2011年12月14日 | 本と雑誌

111214_book_watasino_marx 私のマルクス [単行本]

佐藤 優 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
「この時代に私は本気で本を読み、他人と話し、考えた」。鬼才・佐藤優の根幹を形成した若き日の回想。

登録情報
単行本: 333ページ
出版社: 文藝春秋 (2007/12)

発売日: 2007/12
商品の寸法: 19 x 14 x 3 cm
おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 207,460位 (本のベストセラーを見る)
9908位 ─ 本 > 歴史・地理
13108位 ─ 本 > ノンフィクション

私のマルクス (文春文庫) 私のマルクス (文春文庫)
価格:¥ 750(税込)
発売日:2010-11-10

甦る怪物(リヴィアタン)―私のマルクス ロシア篇 甦る怪物(リヴィアタン)―私のマルクス ロシア篇
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2009-06


ツマグロヒョウモン メス? 鮮明接写

2011年12月12日 | 写真

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twitpic で大きい写真で全体を観る ↓ 

鮮明 生接写 ツマグロヒョウモン(蝶) 羽根裏 http://twitpic.com/7salbb/full

14 minutes ago

自然の状態でカメラレンズを数センチほどに近づけることができました。動きは敏捷で警戒的ですが、いわゆる間合いを図ることでうまくいきました

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奄美市名瀬 赤崎公園

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↑ 表    カバマダラに擬態

画像検索 カバマダラ


桜咲く 2012 一番桜 例年並

2011年12月12日 | 桜の観察

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たぶん日本一(ご異議などございましたらお知らせ下さい)の早咲きサクラ(ヒカンザクラ or 寒緋桜)

毎年恒例、奄美大島北部 龍郷町秋名(たつごうちょう あきな)の並木のうちの一本だけが早咲き。

奄美の桜の開花宣言は標準木でお正月休み明けごろに発表される。

wikipedia 桜前線 全国の開花日と満開日

奄美大島では2月初旬ごろがヒカン桜の花の盛りで、4月までどこかでが咲いているのが観られ、5月のソメイヨシノまで 桜のたのしみがつづきます。

このブログ 2007年5月14日 (月曜日)
桜の観察6 奄美のソメイヨシノ 湯湾岳

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この木には数輪咲いているのが確認され、つぼみも膨らみだした。

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豪雨のあった去年は異例の11月半ばの開花確認となった。↓

このブログ 2010年11月16日 (火曜日)
桜咲く 奄美2011 豪雨に負けず今年も健在 秋名の早咲き桜

 

去年は、年内には、奄美大島のほとんどの地域で開花が確認された。

このブログ 2010年12月31日 (金曜日)
続 ヒカン桜 奄美大島各地で開花

 

2010年12月 ← このブログバックナンバー


オニノゲシ(鬼野芥子) キク科ノゲシ属の越年草 ノゲシも咲いている。

2011年12月11日 | 植物

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オニノゲシ(鬼野芥子)

キク科ノゲシ属の越年草。

ヨーロッパ原産

世界中に外来種(帰化植物)として分布 wikipedia。

葉には刺があり触ると痛い。葉色は濃い緑で光沢がある。葉の基部は半月状に茎を抱く。全体的にノゲシに比べると、少し大きく荒々しい感じがあり、名前に「鬼」が付くのが理解できる。

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ロゼット状の根生葉から出る茎は中空

こんしゅつ‐よう【根出葉】
植物の茎が極端に短いため、根または地下茎から直接出ているようにみえる葉。ダイコン・タンポポなどにみられる。根葉。根生葉。

主に春から夏に花をつけるとされるが、

暖地の奄美では今の時期も花を付けている。

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葉は羽状に深裂

葉の縁のギザギザ(鋸歯)は先端が鋭い硬いトゲになっていて触ると痛い。

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葉の基部が茎を抱くように食い込んだ部分が半月状に反るが、その様子は、茎に付いた位置によって(個体によっても)異っていて、複雑な形は写真でも説明がムズカシイ。

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↑↓ ノゲシ

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葉の付き方もオニノノゲシに似るが、葉質は柔らかく、ギザギザ(鋸歯)の先端は鋭い硬い棘にならず、触っても痛くない。

ノゲシ(野芥子)キク科ノゲシ属の植物の一種。

別名ハルノノゲシ、ケシアザミ。

和名に「ケシ」が付くが、ケシ(ケシ科)と葉が似ているだけで分類上は全く別系統であるwikipedia

ノゲシは春に開花することからアキノノゲシに対してハルノノゲシともよばれるが、暖地の奄美では今も花を付けている。

このブログ 2011年11月12日 (土曜日)
ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)


シマニシキソウ(島錦草)トウダイグサ科 

2011年12月10日 | 植物

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シマニシキソウ(島錦草)トウダイグサ科 ニシキソウ属 紫色に紅葉中

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茎に粗毛が密生 葉の長さは1~2.5センチ  両面有毛 微鋸

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葉は対生 左右不対称

分布:本州近畿以南(以西)

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↑ 葉裏

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トウダイグサ科の特徴のひとつ 特殊な花序(花の配列)の杯状花序

wikiトウダイグサ科 花は雌雄異花で、一部の群では退化する傾向があり、特にトウダイグサ属とニシキソウ属(トウダイグサ属にまとめることもある)は非常に特殊化した花序杯状花序をつける。これは小型のカップ状の総包(蜜腺を有する)の内側に単一の雄蕊からなる雄花が輪を作り、中央に単一の雌蕊からなる雌花が1個あって、全体として1個の花のように見える。

トウダイグサ科の杯状花序は、これまで、ポインセチア ショウジョウソウ ハナキリンなどについて見てきた。

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↑ ポインセチア 杯状花序

このブログ 2011年12月 8日 (木曜日)
ポインセチア と ブーゲンビリア の 苞(ほう)

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↑ ハナキリン 杯状花序

このブログ 2011年11月17日 (木曜日)
ハナキリン(花麒麟) and  ハマヒサカキ(浜姫榊)実と蕾Now大浜植栽

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トウダイグサ(燈台草) 本州以南 布花期4月-6月 和名の由来は燈火の皿 傷つけると出る白い乳液は全草にわたり有毒(トウダイグサ科の特徴)。

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画像検索 コニシキソウ オオニシキソウ


『琉球からみた世界史』 [単行本]

2011年12月09日 | 本と雑誌

111209_book_ryukyu 琉球からみた世界史 [単行本]

村井 章介 (編集), 三谷 博 (編集)

カバー写真
テ・ィオゴ・オーメン作「アジア図1558年(大英博物館蔵)
表=極東部分拡大 裏=全体図
ボルトガル人のごく初期の琉球・日本認識を示すもので、
琉球.のなかに日本の西西端部分が描かれ.太平洋に
あたる海に「琉球海」と記されている。(説明文より)

寝転がって読めるような本ではないのに、布団の中で読んでしまった。

タイトルの意味を考えるだけで頭がいたくなりそうだが、最後の「8章 世界史からみた琉球処分-「近代」の定義をまじめに考える 」のところにきて少し目がさめた。

「7章 ペリー艦隊の琉球来航-西洋の衝撃と対応をめぐって」も興味深く読めた。ペリー艦隊の乗組員の琉球住民に対する乱暴狼藉の話はなにかの小説で読んだ気もするが、日本本土でもあったのだろうか、また公式記録があるのだろうか。

琉球・沖縄の歴史がこのまま「知る人ぞ知る」になってしまったらこの先日本はどうなるのだろうと思う。この2007年のシンポジュウムは反響が大きかったそうだが、あれから政権交代、普天間問題、震災、原発事故など昨今に日本の現状に照らして考えると「8章 世界史からみた琉球処分-「近代」の定義をまじめに考える」は目からうろこ。

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出版社 / 著者からの内容紹介
2007年11月17日に開かれた史学会第105回大会の公開シンポジウム「琉球からみた世界史」の成果を取りまとめ、関連する論文の寄稿もあおいで、現在の琉球史の研究状況を俯瞰し、さらに今後の課題を考えようとするもの。「キカイガシマ」海域の考古学、古琉球をめぐる冊封関係と海域交流、ラタナコーシン朝初期シャムにみる「朝貢」と地域秩序、鄭秉哲の唐旅・大和旅、琉球と朝鮮の儒教、ペリー艦隊の琉球来航、世界史からみた琉球処分、の8章構成。

amazon 登録情報
単行本: 161ページ
出版社: 山川出版社 (2011/06)

発売日: 2011/06

商品の寸法: 21.2 x 14.6 x 1.2 cm
おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 363,076位
200位 ─ 本 > 歴史・地理 > 日本史 > 一般 > 地方歴史散策
6824位 ─ 本 > 歴史・地理 > 日本史 > 一般 > 日本史一般

もくじ:序
1章 「キカイガシマ」海域の考古学-「境界領域」としての奄美群島
 はじめに
 1 ヤコウガイ大量出土遺跡(奄美大島)
 2 「カムィヤキ古窯跡群」(徳之島)
 3 「城久遺跡群」(喜界島)
 4 散乱する滑石製石鍋(大隅諸島)
 5 寺社に奉納された貿易陶磁器(トカラ列島)
 6 「キカイガシマ海域」の歴史的性格
2章 古琉球をめぐる冊封関係と海域交流
 はじめに
 1 冊封体制下の琉球
 2 『歴代宝案』から海域交流をかいまみる
 3 ヤマトとの私的関係から琉球中心の君臣秩序へ
 むすびにかえて-薩摩への従属化
3章 久米島と琉球国-久米島おもろの世界
 はじめに
 1 久米島と「やまと」
 2 中山への入貢と支配領域
 3 久米島と宮古,八重山
 おわりに
4章 ラタナコーシン朝初期シャムにみる「朝貢」と地域秩序
 -「まるで琉球のようだ」(伊藤博文 1888年1月23日)
 はじめに
 1 清朝への朝貢と交易
 2 冊封とシャム王権-二世王の事例
 3 シャムと周辺諸国-ベトナムとカンボジア
 おわりに-「まるで琉球のよう」だったのか
5章 鄭秉哲の唐旅・大和旅-皇帝と話をした琉球人
 はじめに
 1 久米村の鄭秉哲-そのキャリアと五度の唐旅
 2 日本における鄭秉哲-大和旅の諸相
 3 最後の唐旅-皇帝との会話
 おわりに
6章 琉球と朝鮮の儒教
 はじめに
 1 琉球儒教の特色
 2 朝鮮儒教の特色
 結語
7章 ペリー艦隊の琉球来航-西洋の衝撃と対応をめぐって
 はじめに
 1 ペリーの通商戦略
 2 琉球に対する認識
 3 琉球王府の外交
 4 外圧と民衆
 むすびにかえて
8章 世界史からみた琉球処分-「近代」の定義をまじめに考える
 はじめに-「近代」という厄介な主題
 1 近代=国民国家論再考
    -琉球処分はナショナリズムの論理で遂行されたのか?
 2 近代=主権国家論再考
    -琉球処分は必然的に朝貢体制を破壊したのか?
 3 西洋近代再考
    -そもそも近代とはいかなる体制なのか?
 4 東アジア(初期)近代再考
    -西洋との分岐はどこで生まれたのか?
 5 日本近代再考
    -日本史が世界史上で占める位置とは何か?
 おわりに-「近代から近世へ」の転換点に立って
あとがき

琉球からみた世界史 琉球からみた世界史
価格:¥ 3,360(税込)
発売日:2011-06