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琵琶湖の東岸を走っていると、必ず立ち寄るところが能登川の水車のある場所である。
大きな水車を見ながら広々とした川のほとりでの休憩は、ドライブの疲れをしばし休めてくれる。
雲が低く垂れ込めて風の強い日であったが、遅咲きのボタン桜が彩りを添えていた。
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敷地の中に引かれた小川には、小さい水車も回っていて、「春の小川」の歌を口ずさみたくなるようなのどかさがある。
「森の水車」ではないが「コトコトコットン」のメロディーも似合っている。
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一番大きいのは、直径13mで、関西最大の大きさとの事である。
これらの水車は、平成3年に作られたものであるが、元々、能登川水車の歴史は古く、7世紀前半に朝鮮半島から伝えられ、人々の生活の中に定着しながら伝え継がれてきたものらしい。
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実際今も回っているのは、この水車である。
製粉や、精米の仕事をせっせと羽根に水を受けながら、石臼に入れた穀物を搗いているのを見ることが出来る。
建物の中は、水車資料館として、興味深く見学することが出来るのは嬉しい。
文明の機器に打って変わるまでの農家の人達の大切な道具であったことへの、郷愁のようなものを感じる。(切花 キタダケソウ)