カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

椋木 新芽

2005年05月08日 | ☆ ふるさと・大和


雨上がりの午後、裏の道に出てみると、東の小山の森が、金色に見える。
太陽が差していれば、全く金色だろうと少し残念。
ごく最近まで、緑色だった森の椋木が、一斉に新芽を出したのだ。この木の一番美しい時を迎えた。
桜のような華やかさではないけれど、初夏を知らせる衣替えを見せる。
新芽が金色に輝く時期は、ごく短い。やがて、緑の森に吸収されるように、金色の衣は、見えなくなっていく。そして平凡な小山として、田舎の一風景になり、そこに小さな森のあることすら誰も気に留めなくなっていく。
コメント (14)
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